「小型テレビ」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種
―[家電屋さんのトリセツ]― 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。
テレワーク推進で小型テレビの需要が増加
前回は家族で使える5.5合炊きの「家庭用炊飯器」を紹介しましたが、今回のテーマは「小型テレビ」です。いつものように数ある商品の中から私が「買いたい&絶対買わない機種」を選んだので、それぞれお伝えしていきたいと思います。 テレビ離れが囁かれて久しいですが、小型テレビの需要は増えています。テレワークが推進される中、これまで使っていなかった部屋を仕事部屋として利用している方たちが2台目以降のテレビとして購入しているのかもしれません。 小型テレビはとにかく安いものをお求めになる方が多い印象です。しかし、大型テレビと比べて視野角に難があるので、性能面も考慮するなら、ある程度予算を用意して検討したほうがいいでしょう。4万円前後の商品の中からオススメの小型テレビをピックアップしてみました。
アンテナ線がなくても視聴が可能
そのうえで1位に選んだのは、実勢価格が4万3000円前後のパナソニックのプライベート・ビエラ「UN-19FB10」です。 この商品は無線LAN内蔵のチューナー部とワイヤレスのモニター部が独立したモデル。チューナー部で受信した映像をモニター部に転送する仕組みなので、アンテナ線がない部屋でも19インチの画面でテレビ番組が視聴できます。 また、インターネット動画配信サービスやキャスト(転送)機能、ラジオ(radiko)などにも対応。長時間録画モードも搭載されており、USBハードディスクを用意すればドラマやアニメをたくさん録画することもできますよ。
低価格ながら役立つ機能が満載
画質にもこだわりたいという方は、2位に選んだSONYの24インチ液晶テレビBRAVIA「KJ-24W450E」がピッタリ。 ’17年9月発売とやや古いですが、ノイズの少ない映像を再現する高画質技術“クリアレゾリューションエンハンサー”を採用しており、画質のよさは折り紙付き。実勢価格が3万6000円前後と、オススメ商品の中ではいちばん安いのも魅力です。 テレビ番組を見ながら裏番組が録画できる“外付けHDD裏番組録画機能”や、声をより聞き取りやすくする“クリアボイス機能”、観たいチャンネルボタンを押すだけで電源が入る“チャンネルポン”など、地味ながら役立つ機能が多いのもSONY製品の特徴です。