独断と偏見のガールズバンド、オレ的5選(2022年度 最新版)
僕、ガールズバンドが好きなんです! ということで、約1年前にも“俺の知ってるガールズバンドの世界”というテーマでレコメンドを書かせていただきましたが、今回は2022年度 最新版です。もはや“ガールズバンド日本代表”と言えるSCANDALの近年の猛烈なカッコ良さも、もはや“ガールズバンド世界基準”と言えるNEMOPHILAの最新盤のカッコ良さや対バンツアーのラインナップの凄まじさも紹介したいところですが。今回は最近、ライヴで観たバンドや、接点のあるバンドを中心とした極めて個人的なセレクトをご紹介します!
「ロックン・ロール」('19)/東京初期衝動
まさにこの原稿を書いてる前日、2ndアルバム『えんど・おぶ・ざ・わーるど』のレコ発ツアー『東京初期衝動と大気汚染ツアー』東京公演を観たばかり。本編ラストに披露した「ロックン・ロール」がめちゃめちゃカッコ良かったので、1曲目に挙げました。20年6月にリリースした1stアルバム『SWEET 17 MONSTERS』を聴いた時、はちゃめちゃだけど衝動にあふれてて、ありがちな批評で書くと“粗削りだけど大きな可能性を秘めてる”って感じでずっと注目してたんだけど。2ndアルバムもすごく良かったし、昨日のライヴを観ても1stの頃の衝動はそのままに、バンドがすごくたくましくなってるのに驚かされたし、嬉しかった。衝動的でカオティックな「ロックン・ロール」の演奏を観ながら、「俺が10代だったら、これ観て人生変わったかも!?」と思った俺。東京初期衝動よ、変わらないままでビッグになってくれ! まさにで、このツアーでのこの曲のライヴ映像もYouTubeにアップされてるので、ぜひご覧ください。
「きれいなもの」('21)/Hump Back
「Hump Back、すごくいいよ」と、今は亡き僕の師匠のイノマーさんに勧められて、「拝啓、少年よ」を聴いたのが、イノマーさんがまだしゃべれた頃だから2018年だろうか? ザクザクとギターを刻み、《夢はもう見ないのかい?》と歌い出すど頭からドキッとして、心掴まれたのをよく覚えてる。愚直すぎるほど真っ直ぐな歌詞とメロディーも、女性ヴォーカルだと何の抵抗もなくスッと心に入ってくることがよくあって、この曲に限らずでHump Backの楽曲たちには、たくさんハッとさせられたり、泣かされたりしてるのですが。2ndアルバム『ACHATTER』収録のバラードソング「きれいなもの」を最初に聴いた時は、驚くくらい心象風景が頭に広がっていって、ガールズバンドならではの優しく美しい表現に何度聴いてもグッときてしまう。Hump Backは僕も前説で出演する、7月16日(土)有明 東京ガーデンシアターで行われる『イノマーロックフェスティバル』に出演します(宣伝)。ライヴ観れるの楽しみ!