巨人・原監督、昨年日本S4連敗のソフトバンク対策に自信 仮想”千賀”160キロマシン打撃で目慣らし
セ・リーグで連覇した巨人の原辰徳監督(62)が16日、日本シリーズの相手が2年連続でソフトバンクに決まったことについて言及。昨年の同シリーズで4連敗した相手となったが「今年の方が高い位置からスタートしている。準備は昨年に比べたら選手個々、チームとしてもできていると思います」と自信をのぞかせた。 準備も着実に進んでいる。この日、東京ドームでの全体練習で使用された打撃マシンは球速160キロに設定された。「そこは察知してもらえれば」と指揮官。千賀、石川、モイネロ、森ら速球派がそろうソフトバンク投手陣に対し、しっかりと目慣らしをしてから臨む。 大阪入りしてからは、ミーティングを昨季より増やして対策を徹底する。「仕込みが最も重要ですから。資料もできているし。準備ですよ、準備」とうなずいた。 自らの思いも選手に伝えた。練習前には選手へ約10分間、訓示したという。「内容は言えない。いかに重要な内容だったということは察知してください」。日ごろ情報発信に協力的な指揮官が、あえて口をつぐんだ。それほどの強い決意だ。 「(昨季の悔しさは)もちろん忘れていないですよ。相手が決まって、きっちりとしたターゲットができた。相手をみながらね」。8年ぶりの日本一へ。セの威信をかけて挑む。
中日スポーツ