教育費がどうしても足りない!奨学金&教育ローンの違いとは!?先輩ママの声
子どもの教育費、最後の手段は、奨学金と教育ローン。ただし、借りれば返済があり、生活への影響は必至です。きちんと理解したうえで頼りましょう。おさえておきたい2つの違いも詳しく解説します。 【画像】教育費がどうしても足りない!奨学金&教育ローンの違いとは!?先輩ママの声 <教えてくれた人> ファイナンシャル・プランナー 柳澤美由紀さん 個人相談を主軸に活動。長男が私大に進学&1人暮らしの仕送りをしていた経験を持ち、リアルなアドバイスが大人気!
「ムリなく返せるか」を考えて借りることが大切です
私大文系の学費約400万円を、全額奨学金で借りた場合、月2万円ずつ返済したとしても、元金の返済だけで40歳近くまでかかります。「返済しながら貯蓄をするのはむずかしいため、結婚や子育てなどでお金が必要なときに苦しくなることに。多くても、合計200万円以内に抑えるのが無難です」。 教育ローンは通常、借りた翌月から返済開始。「奨学金と違い、一括で振り込まれるので入学金などには使いやすいですが、家計とよく相談を」。
そもそも奨学金と教育ローンって、どう違うの?
◆返済が違う 「奨学金の返済は、卒業後から。一方、教育ローンは、基本的に借りた翌月から返済開始です。ただし、日本政策金融公庫(国の教育ローン)では、在学中は利息の返済のみにもできます」。 ◆利子が違う 「奨学金は貸与終了月の利率が適用され、例えば令和2年度10月は0.233%(固定方式)です。国の教育ローンは現在1.68%、その他は金融機関によりますが、国より高めです」。 ◆受け取れるタイミングが違う 「教育ローンは、申し込んで審査が通れば、一括ですぐ振り込まれます。一方、奨学金は支給が決まっても受け取り開始は入学後。金額も一括ではなく、月5万円ずつなど月額制です」。 ◆借りる人が違う 「奨学金は、無利子の第一種、有利子の第二種とも学生本人が借ります。教育ローンは親が借りますが、好きなだけ借りられるわけではなく、学費の請求書などの根拠が必要です」。
教育費が足りなくて困った!先輩ママの声
現在、子どもを大学や専門学校に通わせている先輩ママに、教育費が「足りなくて困った!」 リアルな体験談を取材しました。