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沢尻エリカ「別に」発言の際にみせた竹内結子さんの優しさ…記者に笑顔で頭を下げた

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日刊ゲンダイDIGITAL

城下尊之【芸能界ぶっちゃけトーク】  故・竹内結子さん(享年40)は、本当に魅力的な女優だった。 【写真】沢尻エリカ「別に」発言には伏線が…  僕は映画の製作発表や舞台挨拶の場でお見かけすることが多い女優だったが、一番思い出されるのは“あの女優”が舞台上で「別に」と発言して大きな話題になったときのことだ。  今から13年前……、その女優の態度のために、現場はうすら寒い雰囲気で映画公開のイベントを終え、出演者たちは壇上を降りていったのだが、その時、出演者のひとりとして並んでいたのが竹内さんだった。彼女は集まっていた報道陣の前を通り過ぎる際、少し困った表情ながら、笑顔で「ごめんなさい。本当にすみません」と、報道陣それぞれに声をかけるように頭を下げて退出していった。僕らも救われたような気持ちになり、「竹内さんって、いい子だね」と口を揃えたものだ。  その頃、彼女は出産と育児の大変な時期で仕事をセーブしていたが、関係者は「仕事を入れようと思えば、選べるくらいに来るし、CMも入ってくる」と話していた。女優としては理想的と言っていい。  そんな彼女は、マスコミの前に出るたびに明るく楽しい話を披露してくれた。本業の女優としても、主演、もしくは主演格の役柄ばかりで文句なし。シリアスからコミカルまで幅広い役柄をこなす実力派で、もうひとつ、“差し入れ女王”といわれるくらい共演者やスタッフにも配慮していた。

 プライベートでも年下の俳優と結婚して、それまでひとりで育ててきた前夫との間の長男も中学生になっていて、家族で楽しそうにしている姿を写真誌にキャッチされたりもしていた。関係者も、まったく不安を感じていなかったという。直前までいつも通りの竹内さんだったらしい。  僕が思うに、この状況自体が“落とし穴”だったのではなかろうかという気がする。彼女自身、自分の思いに従って行動してきて、評判の良さも自覚していただろう。根が真面目なだけに、「女優竹内結子ならこんなふうに行動するだろう」というのが頭の中にあり、理想的な行動や決まりをつくっていたのではないだろうか。  いくら経験があっても、中年に差しかかっての子育てはそれはそれで負担が大きいだろうし、年下の夫に配慮する部分も大きかっただろう。仕事に関しても、誰かに相談したという声は聞こえてこない。  彼女は理想的な竹内結子を演じてしまっていたのではないだろうか。本音でワガママを言う場をつくらず、自分の中だけで背負い込んでいたのではないか……。年上の僕はそう考えてしまい残念でならない。 (城下尊之/芸能ジャーナリスト)

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