尹大統領の弾劾訴追案、再提出へ 与党も“賛成示唆”
日テレNEWS NNN
韓国の尹錫悦大統領が一時宣言した“非常戒厳”をめぐり、最大野党は11日午後にも尹大統領の弾劾訴追案を再び提出する予定です。ソウルから中継です。 与党・国民の力の本部前からお伝えします。 現在こちらでは、午前11時からこれまでの与党の対応を糾弾する集会が行われていて、多くの人が喪服姿で参加し、「与党は死んだ」と声をあげています。 与党はこれまで尹大統領の早期退陣で事態収拾を目指していますが、与党の代表は「弾劾以外大統領の権限を奪う方法はない」との認識を示したと韓国メディアが伝えました。つまり11日に再提出される見通しの弾劾訴追案に賛成することも示唆したことになります。 与党への風当たりは厳しさを増していて、与党の関係先には葬儀用の花輪が送られたほか、与党の解党を求める国民請願にはすでに23万人が同意しています。 市民 「弾劾訴追案の採決に与党議員は大部分不参加でした。(与党の)政党としての機能は終わったという意味で葬儀を行うために来ました」 こうした状況の中で与党代表も「このまま何もせず弾劾を防ぐことが良いのか」などと揺れ動いています。与党からあと4人の造反議員が出れば弾劾は可決するとの情報もあり、統領弾劾をめぐる攻防は再び大きな山場を迎えます。