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バルサvsバイエルンはエース対決に注目。マンCは“苦手”リヨンを攻略できるか…/CLプレビュー

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◆マンチェスター・Cvsリヨン

 純粋な力比べをしたとき、圧倒的な差があるのはむしろこの試合だろう。『ウィリアム・ヒル』の勝ち抜け予想オッズ(8月11日時点)を見ても、マンチェスター・Cは1.12倍、リヨンは5.5倍となっている。  ただしシティが、ユヴェントスを撃破してこのラウンドまでたどり着いたリヨンを格下に見ることはないだろう。そもそも、今回の試合は彼らにとって“リベンジマッチ”だということを、どれほどのファンが覚えているだろうか。  両チームは昨シーズンのCLグループステージで初対戦。ホーム&アウェイの2試合を戦ったが、シティは1分け1敗で一度も勝てなかった。特にアウェイゲームは1-2で敗れ、前年度(2017-18シーズン)からCL4連敗を喫した。イングランド史上初の不名誉な記録を樹立している。ホームゲームでも2度にわたってリードを奪われ、83分のFWセルヒオ・アグエロの得点で引き分けに持ち込むのが精一杯だった。ここ2シーズンのCLで、シティが90分のゲームに勝てなかった相手はリヨンだけなのだ。  名勝負を演じたチームからは、ブルーノ・ジェネシオ監督が昨シーズン限りで勇退。FWナビル・フェキル(→ベティス)、MFタンギ・エンドンベレ(→トッテナム)、DFフェルランド・メンディ(→レアル・マドリード)といった選手たちも退団したものの、シティとの2試合で3ゴールを奪ったFWマクスウェル・コルネをはじめ、GKアントニー・ロペス、DFジェイソン・デナイヤー、MFフセム・アワールなどシティ撃破の原動力となった選手たちが数多く残っている。  またリヨンにとっては、FWメンフィス・デパイの復活が大きい。昨年末に前十字じん帯を負傷したエースは、コロナ禍による中断が追い風となってCL再開前に戦列復帰を果たした。するとユヴェントスとのラウンド16セカンドレグでは、“パネンカ”によるPKで先制点をマーク。ベスト8進出の原動力となった。今シーズンのCLは出場した全6試合でゴールを奪っており、シティにとっては最も警戒しなければならない選手だ。  とはいえ、シティにとって最大のポイントはどう得点を奪うか。リヨンは堅守速攻を基本戦術とし、守備時には対人能力に優れた3枚のセンターバックと両ウイングバックが5バック気味で守る。かといって、ただ引くだけでなく、選手同士がコンパクトな距離を保ち、奪えるチャンスがあれば全力でボールへアタックしにいく。連動した守備の練度は高い。  7日のユヴェントス戦では2失点を許したが、1つは微妙な判定によるPK、そしてもう1つはFWクリスティアーノ・ロナウドによるスーパーミドルで奪われた得点だった。相手に崩されて与えたゴールはひとつもない。スタメン11人中7人がイエローカードを貰ったように、激しく粘り強い守備はリヨンの真骨頂でもある。欧州最強の攻撃力を誇るシティといえども、攻略するのは容易ではない。  それでも、MFケヴィン・デ・ブライネのスペースを探し出す眼と、ピンポイントのパスを出せる技術があれば、局面を打開することは難しくないかもしれない。チーム最多の公式戦31ゴールを奪うFWラヒーム・スターリングも好調をキープ。レアル・マドリードを相手に2試合連続ゴールを決めたFWガブリエル・ジェズスも貫禄が出てきた。レアル戦でセンターフォワード(偽9番)に抜擢されたMFフィル・フォーデンをはじめ、MFリヤド・マフレズ、MFベルナウド・シルヴァ、MFダビド・シルバと多士済々のレフティーたちも控えている。ペップ・グアルディオラには有り余るほどの選択肢があるのだ。  ただ“背番号9”の不在はペップにとって痛手かもしれない。90分の一発勝負というフォーマットを考えても、リヨンはまず自陣に守備ブロックを敷いてくるだろう。ゴールを狙おうにもエリナ内にはスペースがほとんどなく、攻撃が手詰まりになる可能性がある。そうなった時、密集を苦にせず、ワンチャンスをゴールに結びつけることができるアグエロは非常に頼りになる選手だ。しかし、ひざのケガでこの試合も欠場が濃厚となっている。  シティが早い時間に先制点を奪うことができれば、その後は面白いようにカウンターが嵌り、大差がついてもおかしくない。だがリヨンが先制したり、前半を0-0のスコアレスで終えたりすれば、勝負の行方は一気に分からなくなるだろう。  フィジカルの強い選手が多く、戦術的な守備も可能で、カウンターも鋭い。リヨンはシティが最も苦手とするタイプのチームだけに、相手をどう仕留めるのか。この試合でもやはリ、ペップの采配が一つのカギとなりそうだ。 (記事/Footmedia)

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