ラオニッチ 肩負傷で棄権「僕はサーブがないと厳しい…」<男子テニス>
ナショナル・バンク・オープン
男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は日本時間7日(現地6日)、元世界ランク3位のM・ラオニッチ(カナダ)が肩の負傷により棄権すると発表した。 【錦織 圭、シナーらナショナルバンクOP組合せ】 33歳で世界ランク180位のラオニッチは前週まで行われていたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に単複で出場。シングルスではD・ケプファー(ドイツ)に、ダブルスではF・オジェ アリアシム(カナダ)とペアで参戦したが、いずれも初戦で敗れていた。 その後母国カナダに戻りハードコートへの適応のために調整を行い、6日には第13シードのH・ルーネ(デンマーク)とのシングルス1回戦が組まれていたが、直前になり負傷で棄権となった。 男子プロテニス協会のATP公式サイトはラオニッチのコメントを掲載している。 「今日の試合のためにウォームアップをしようとした。そのなかで1番難しかったのはサーブだったんだ。どう考えても、僕が勝てたとは思えないよ。多くのことは何とかできるけど、僕はサーブがないと厳しい1日になるから」 「クレーコートのあと、ハードコートで戦うためにここへ来たとき、最初に出てきたのが肩だった。他の日にもポイント練習をしていたんだけど、同じような感じだった。何日か休んで、気持ちを落ち着かせようとした。でも、僕が必要としている状態にはほど遠かった」 ラオニッチの代わりにはラッキールーザーとして世界ランク72位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)が出場。バウティスタ=アグは6日に行われた予選決勝で敗れていたが、急遽本戦1回戦に出ることに。ダブルヘッダーとなったなかルーネにフルセットで敗れ、初戦敗退となった。