観客も要注意!テニス4大大会(グランドスラム)の意外なルール10
映画『チャレンジャーズ』やトレンドの“テニスコア”ルック、開催が近づくパリ五輪などのおかげで、テニスへの注目度が高まっている。そうしたなかで、この夏もウィンブルドン選手権が開幕を迎えた。そのウィンブルドン選手権を含むテニスのグランドスラム(4大大会、ほかは全米オープン、全仏オープン、全豪オープン)には、選手やコーチ、そして観客も従わなければならない数多くの規則があることを、ご存じだろうか? トイレ休憩や、試合中にヒートアップした選手の罵詈雑言に対する罰則など、実際にテニスをする人も、試合観戦を楽しみにしているファンも知っておきたい、グランドスラムの10のルールをご紹介する。 From TOWN&COUNTRY 【写真】ウィンブルドン選手権2024開幕! 豪華セレブの観戦スタイル
ラケットを壊してはいけない
判定に激怒し、腹立たしさからラケットを投げ飛ばす選手もいるが、壊した場合には罰金が科される。国際テニス連盟の『グランドスラム・ルールブック』によると、その金額は5万ドル(約800万円)。さらに目に余ると判断されれば、出場停止となる可能性も。 2022年のメキシコ・オープンでは、審判用チェアにラケットを投げつけたアレクサンダー・ズベレフ選手が、同大会で獲得した賞金のはく奪や、罰金処分などを受けた。
ボールに八つ当たりしてはいけない
ボールを乱暴に扱うことも、5万ドル(約800万円)の罰金の対象。 グランドスラムの規則には、「試合中にポイントをとるための妥当な行動を除き、選手はテニスボールを暴力的に、危険な形で、あるいは怒りを込めて、打ったり、蹴ったり、投げたりしてはいけない」と定められている。
ロイヤルボックスでは帽子は禁止(ウィブルドン)
ウィンブルドン選手権が開催されるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブの「ロイヤルボックス」は、王室メンバーとクラブの会長から招待された74人だけが着席できる特別な観客席。 厳しいドレスコードがあり、女性の帽子の着用は他の観客の邪魔にならないようにするため、禁じられている(過去には違反したロイヤルもいるが……)。