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防災用品購入に市民行列 台風10号警戒、「避難」予約で満室ホテルも

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熊本日日新聞

 非常に強い台風10号の接近に伴い、熊本県内のホームセンターやスーパーには4日、防災用品や保存食を求めて多くの市民がつめかけた。避難先として予約で満室になるホテルもあり、警戒の動きがさまざまな分野に広がっている。  熊本市西区のHIヒロセスーパーコンボ田崎市場通り店は、午前9時の開店30分前から数十人が行列。店内ではカップラーメンや窓ガラスの飛散防止テープなどが、次々と買い物かごに収まった。  先の台風9号で自宅の窓ガラスにひびが入ったという主婦の増田繁子さん(78)は「9号を上回る強い風が吹くと聞いて怖い」と不安顔。エアコン室外機を固定するロープを買った男性会社員(59)は「買い物客の多さにびっくりした。大きな被害が出なければいいが」と話していた。  八代市に3日開店したばかりのスーパービバホーム八代店でも、ブルーシートなどの売り上げが好調。熊本市南区のナフコ富合店の遠藤貴志店長(38)は「連日の台風報道に加え、7月豪雨の記憶が強い警戒感につながっているのではないか」とみる。

 一方、熊本市中心部のホテル日航熊本などには「自宅では心配で避難したい」「職場が遠いので通勤できないかもしれない」と宿泊予約が相次いだ。台風10号が最接近する6日には複数のホテルが満室状態という。  ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイは、混雑による3密を避けるため「予約順にレストランの食事を案内するなどして対応したい」という。  上通、下通、新市街の各アーケード街は、台風の進路を踏まえ、天井のつり看板を2日のうちに全て撤収した。新市街商店街振興組合の安田二郎理事長(68)は「予報では災害級の規模なので、どれだけの被害が出るのか想像できない」と気をもむ。  強風で停電の多発も懸念されており、九州電力送配電(福岡市)は、復旧要員を台風9号の際より増やして備える。今月から新たに、停電の有無を自動音声で回答する専用ダイヤル=県内はTEL0120(426)306=も運用しており、災害時に電話がつながりにくい状況の緩和を目指す。(経済取材班)

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