「日本の匠」実は中国人役者 鉄鍋の偽物で約5億円売上か
中国で作られた「偽物の鉄鍋」が問題になっている。 動画の中で「伊藤家四代目家主」として、インタビューに登場した作務衣姿の男性。創業者の紹介では、小説家・志賀直哉の写真が使われている。鉄鍋は職人によって作られる日本の伝統的な調理道具で、作務衣姿の男性は日本語で鉄鍋を紹介しているが、なんともたどたどしい話し方だ。 【映像】「伝統ノ手作リ鍋ハ…」中国人役者がインタビューに応える様子(5分ごろ~) 実はこの男性、日本人の「匠」を装った中国人の役者。さらに、紹介している鉄鍋も中国の工場で作られている偽物だ。鉄鍋は1つ2万円ほどで、これまでにネット通販で5億円近くを売り上げたとみられている。 現在、上海市当局は商品を差し押さえ、調査を行っているという。 (ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)