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橋本崇載八段、藤井聡太七段は「将棋のスピード、積んでるエンジンが違う」初対局で敗戦も過密日程考慮し感想戦パスの気遣い

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ABEMA TIMES

 将棋の順位戦2組2回戦で、藤井聡太七段(17)が橋本崇載八段(37)に85手で勝利した。最年少タイトル獲得に向けて快進撃を続ける中、順位戦A級経験もある橋本八段は、序盤からペースを握られ、挽回のきっかけを掴めずに完敗。対局後のインタビューでは「将棋のスピード、積んでるエンジンが違う」と鋭さを称えると、感想戦については「藤井君もハードスケジュールでしょうから」と、パスをする気遣いを見せた。 【動画】藤井七段、快勝の一局  橋本八段は、タイトル経験こそないもの、しぶとい受けの棋風で活躍する実力者。それでも本局では、先手の藤井七段の出方を見ながら対応を考えていたものの、矢倉に構えた序盤からペースを握られ、中盤、終盤と反撃の糸口をつかめず敗れた。「気がついた時には、マズいなと思いましたね。正直挽回不可能だと思いました。あれで攻め切られちゃうんじゃ、もうちょっと将棋のスピードが違いすぎます」と完敗を認めると「振り返っても悪手らしい悪手はない。工夫が足りなかったのもあるでしょうし、藤井君の攻めがとにかくキレがあったということですね」と語った。  藤井七段の対局を解説することもある橋本八段だが、今回初手合だったことについての感想を聞かれると「扇子を1回転させるごとに何手読んでるのかなと思いました」とジョークも。さらには「こっちがトボトボ歩いている間に、一瞬で抜き去られている。積んでるエンジンが違う気がする」と、改めてスピード感の違いを口にしていた。  通常、この後感想戦が行われるところだったが、橋本八段は「藤井君もハードスケジュールでしょうから。もうお開きにしたいと思います」と発言。6月の公式戦復活から、多忙を極める後輩棋士を気遣う場面となった。  藤井七段は6月に9局、7月1、2日には王位戦七番勝負で自身初の2日制対局をこなし、この際は珍しく疲労の色を見せていた。中2日置いて、9日にはヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局で、最年少タイトル獲得を目指すが、この気遣いが勝利に近づくポイントの一つになるかもしれない。

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