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エリザベス女王、できれば「会いたくなかった」問題の賓客を茂みに隠れてやり過ごす

配信

ハーパーズ バザー・オンライン

1978年、ルーマニアの独裁者ニコラエ・チャウシェスク元大統領による物議を醸したイギリス公式訪問の際、エリザベス女王はバッキンガム宮殿の敷地内の茂みに隠れていた、と最新の王室ドキュメンタリーが明らかにしている。 【写真】ケネディ、オバマ、トランプも! エリザベス女王と歴代米大統領の面会ヒストリー ジャーナリストで王室伝記作家であるロバート・ハードマンが、イギリスの民放ITVの『Our Queen: Inside the Crown』という番組内で、エリザベス女王が愛犬のコーギーたちと散歩を楽しんでいた時、彼を避けるために思い切った手段に出たと、その詳細を語っている。 「チェウシェスクと妻エレナの滞在中、女王がコーギーたちを連れて宮殿の庭を散歩していたところ、反対側からチェウシェスクが来るのが見えたのです」と、ハードマン。 「女王は、『彼と面と向かって話すのは耐えられない』と思い、人生で唯一初めて、宮殿の庭の茂みに隠れて賓客を避けたのです」

共産主義の独裁者チェウシェスクは女王が茂みに隠れたのを見たかどうかは定かではないが、政府のお膳立てによるこの公式訪問を、女王は支持していなかったことが明らかになった。 1965年から1989年に処刑されるまでルーマニアを統治していたチャウシェスクは国民に人気がなく、メディアは公式訪問を詳細にチェックしていた。 「プレスが外務大臣に質問し始めると、なぜこの“怪物”がイギリスに招かれたのかを尋ねるメディアもありましたね」と、ハードマンは続ける。 ロイヤルとしての義務を果たすべく、エリザベス女王はロンドンのヴィクトリア駅でチャウシェスクを出迎え、バッキンガム宮殿までオープントップの馬車に同乗した。 「女王は数多くのさまざまな人々に耐えていますが、チェウシェスクだけは我慢できませんでした。この訪問が気に入らない!とはっきりさせたのです」と、イギリスの元外務大臣デヴィッド・オーウェンはドキュメンタリーのなかで述べている。 エリザベス女王は現在、新型コロナウイルスパンデミックの影響でウィンザー城に居住しており、フィリップ殿下とともに無期限でとどまる予定だと報じられている。 ITVの『Our Queen: Inside the Crown』はITV HUBでも視聴可能。

Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR UK

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