漁場に到着したら姿見えず…漁船から海に転落か 乗組員男性が行方不明
男鹿市の港を出た小型の底引き網漁船
22日朝早く、男鹿市の港を出た漁船から乗組員の男性が海に転落しました。男性はまだ見つかっていません。 「現在捜索が続けられています。風はそこまで強くありません。ただ霧の影響で見通しはかなり悪い」 秋田海上保安部によりますと、行方が分からなくなっているのは男鹿市船川港の59歳の漁師の男性です。男性を含む5人を乗せた小型の底引き網漁船は、午前5時ごろ男鹿市の椿漁港を出港し、午前5時40分ごろ漁場に到着しました。 船長が漁を始める準備をするよう合図した時に、男性がいないことに気づいたということです。 【漁港関係者】 「これ(海がしけた状態)だと捜索にならない」 「きのうまで大しけで漁に出れなかったのできょうは出たと思う」「朝のうちはそうでもなかったけどだんだん荒れてきた」「小さい船も捜索に出たが波が強くて戻ってきた。大型の船で捜索が続いている」 男性は救命胴衣を付けていなかったということです。ヘリや巡視船のほか地元の漁船も協力し 捜索が行われましたが、見つかりませんでした。23日は範囲を広げて捜索します。