MISIA大けがで“紅白のトリ”は誰が務める?……嵐、松田聖子がちょっと難しい理由
初の無観客で行われる今年のNHK紅白歌合戦。コロナ禍の影響で在宅率が高くなり、高視聴率が予想されている。11月16日には出場者も発表された。 【画像】大晦日に東京ドームで“ラストライブ”を行うことが決まった「嵐」 だがひとつ、不透明要素がある。「トリ選び」だ。今や日本を代表する歌姫であり、昨年紅組トリを務めたMISIA(42)が15日、『NEWS23』(TBS系)のロケで乗馬シーンの撮影中、落馬し全治6週間の大けがを負った。 「今年もMISIAはトリ候補と見られていた。回復はギリギリ間に合う計算で、NHKは出場を見込むが、音域5オクターブの歌唱とパフォーマンスは万全のコンディションあってこそ。あまり舞台上を動けないようだと、さすがにトリは難しくなる」(放送記者) 紅組はNiziUら初出場が6組と話題性はあっても、トリに据えられるような実績ある大物は少ない。今年がデビュー40周年のビッグイヤーだった松田聖子(58)はどうなのか。芸能デスクが指摘する。 「2014年から2年連続で大トリの経験もあり実績は十分だが、大晦日は武道館でカウントダウンライブを予定。さすがにトリが中継では格好がつかない」
消去法で、トリ9回の実績を持つ石川さゆり(62)も浮上してくるが……。 「石川はNHKの意向で『津軽海峡・冬景色』と『天城越え』を交互に歌う状態がもう13年。今年は『天城越え』の年だが、あまりに新鮮味に欠ける。演歌勢ならむしろ32回目出場の坂本冬美(53)。桑田佳祐提供で話題の『ブッダのように私は死んだ』で2度目のトリはあり得る。新鮮さ優先なら6度目出場の乃木坂46の目も」(同前)
嵐がトリを任される可能性は?
白組も混沌としている。本来なら年内で活動休止する嵐で決まりだが……。 「東京ドームでの生配信ライブが決定。いくら嵐でも、中継でトリは考えにくい。それとも、どうせ無観客なんだからということで、特例で嵐に託すのか……」(テレビ誌記者) 演歌勢には、紅組よりは“提案理由”のあるトリ候補がいる。 「五木ひろし(72)です。ちょうど50回目の出場で、北島三郎の最多記録に並ぶ。もしトリなら、これも北島の13回を抜き最多。それ以外だと12年ぶり2度目の出場となるMr.Children。数多いヒット曲のメドレーならトリにふさわしい盛り上がりが期待できる。が、ビジュアル的に地味なのは否めない。派手さ優先ならいっそ昨年、黄金の龍に乗ってお茶の間の度肝を抜いた氷川きよし(43)の2度目のトリはどうか。めでたい雰囲気は出せそう」(同前) 結局、“嵐の予感”?
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年12月3日号