SNSや飲酒はOK?オリンピック選手村、「滞在中のルール」とは
オリンピックに出場することは、どのアスリートにとっても非常に大きな栄誉。さらに、大会が開催される外国に滞在することもできる。 【写真】2024パリ五輪、メダル争いに期待! 注目必至の日本選手たちをプロが解説 2024年パリオリンピックでは、1万4250人以上(!)の選手たちの大半が、いずれもパリ中心部に近いサン=ドニとサン=トゥアン、リル=サン=ドニに用意された「選手村」の施設に宿泊する。大会関係者によると、選手たちは試合会場でトレーニングをすることができるほか、その60%が村内の施設で、100%が電車で20分以内の施設でトレーニングを行うことができる。また、選手たちの85%が宿泊するのは、試合会場からの移動時間が30分未満の場所となる。そのほか選手村の周辺ではシャトルバスが運行され、e-バイクも用意されている。 だが、そのいっぽうで選手たちは、数えきれないほど多くの規則に従わなければならない。一部の選手たちは『ピープル』誌に対し、「選手村は大学の寮のよう」だと話している。年齢にかかわらず、種目別にわけられたグループごとに相部屋が割り当てられ、共用スペース以外に、バスルームなどもほかの選手たちと共有する。 国際オリンピック委員会(IOC)は、選手村のルールを定める理由について、「選手たちが最高のコンディションで試合に臨めるようにすること」が目的だと説明している。具体的には、どのような規則があるのだろうか――? From COSMOPOLITAN US
試合の5日前までに到着
2020年東京オリンピックでは、IOCは選手とチームに対し、試合開始の5日前までに「入村」することとのルールを定めていた。例外が認められた場合を除き、それ以前に到着した選手たちは、選手村以外に宿泊することになっていた。 また、選手たちは最後の試合が終了、または敗退した後、48時間以内に「退村」しなければならない。選手たちに提供される村内の施設を出入りするための「オリンピックID兼アクレディテーションカード」は、48時間の経過と同時に無効化される。