意外と知らない!【出産にかかるお金&保険選びの3つのポイント】を専門家が解説!
『“いつか子供が欲しい”と思ったときに知っておきたいこと』
いつか結婚して子供を持ち、家族を作る……多くの読者がそんな未来を“当たり前のこと”と思っているかもしれません。でも、いざ子供が欲しいという段階になってから準備したのでは遅いことも。 最新【妊活・子育て】に関する記事一覧はこちら そこで今、みなさんに知っておいてもらいたい妊娠・出産に関することをまとめました。今回は出産にかかる費用と、できれば妊娠前に入っておきたい保険について、ファイナンシャルプランナーの西山さんにお話を伺います!
出産にかかるお金=産後1年までを想定して備えておくと安心!
妊娠中・出産時・産後に分けて算出を! 妊娠が分かったら、出産&産後1年まででかかるお金をまず書き出すのがオススメ。算出した金額の1.5倍ほど用意しておけば、急な出費やトラブルがあっても安心です。
Q.妊娠~出産前後1年にかかるお金ってどのくらい?
「妊婦健診には助成がありますが、検査内容によって自己負担金が発生することが多いです。切迫早産などのトラブルで入院する人も数%いるので、想定外のトラブルに備えて15万円ほど用意しておくと◎。また妊娠中につわりなどによって時短勤務に切り替えると、育児休業給付金が減ってしまうことも。産休・育休の支給額についてもしっかり把握した上で、貯蓄しておくことも大切」(西山さん)
\覚えておこう/
出産費用の補助として出産育児一時金42万円がもらえる! 健康保険に加入している人(本人および扶養家族)なら、働いていても専業主婦でも子供1人につき基本額42万円が支給される制度。多胎の場合は、人数分支払われます。これを使うと、自己負担は実質約8万円に!
結婚をしたら、低額の掛け捨ての医療保険に入っておくのが賢い!
妊娠・出産時の想定外のトラブルに備えて! 妊娠をすると、加入できる医療保険は少なくなります。結婚をしたら、安心のために掛け捨て(支払った保険料が返ってこないタイプの保険)の安い医療保険に入っておくのが賢い選択です。
Q. 保険を選ぶ際のポイントは?
1:一般的な「医療保険」でも妊娠・出産時のサポートは十分! 「妊娠・出産に備える=女性向け医療保険をわざわざ選ぶ必要はありません。手厚く備えたい人以外は、一般的な医療保険で大丈夫」(西山さん) 2:入院日額は5000円程度でOK! 「1ヵ月あたり高額な医療費がかかった場合は、高額療養費制度というのもあるので、入院時に出る給付金は1日5000円程度で◎」(西山さん) 3:「お祝い金付き」に飛びつくのは危険! 「一定年数ごとにお祝い金がもらえる医療保険は、保険料がその分割高になる場合も多いので、しっかりと見極めて」(西山さん)
\覚えておこう!/
4人に1人は帝王切開で出産! 正常分娩では保険は適用されませんが、4人に1人が適用対象となる帝王切開で出産しています。