【富裕層の実態】日本で「純金融資産1億円以上」の割合は? 資産家が増える理由とお金持ちの共通点3選
最近、NISAやiDeCoなど資産運用を始める方が増えていますね。2024年から新NISAが始まったことにより、その注目がより高まっています。 ◆【写真を見る】富裕層ってどのくらいいるの?(出所:野村総合研究所) 多くの方が取り入れている資産運用ですが、皆さんは何を目的としているのでしょうか。 筆者も資産運用についてのご質問を多くいただきますが、その大半は「老後への不安とその準備のため」という方がほとんどです。 「老後は好きなことをしたい」「ゆとりある生活を送りたい」こういった希望とは裏腹に、実際には少子高齢化や物価上昇は止まらず、老後への不安が募るばかりです。 そもそもお金が手元にあればこういった不安はなくなるわけですが、そんなお金持ちの人たちはどんな考えを持っているのでしょうか。 今回は、筆者が実際に見てきた「ホンモノのお金持ち」の共通点を3つあげていきたいと思います。 ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
富裕層とは?その割合や資産額もチェック
野村総合研究所のデータによると、日本には純金融資産が1億円以上の世帯が、148万5000世帯存在しています。 ・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円 ※純資産額で考えるため、たとえ金融資産が1億円あったとしても、住宅ローンなどの借入金がある場合は、その借入金を差し引いた金額で資産額を考えます 実は、資産が1億円以上のいわゆる富裕層は、2005年と比べて62万世帯増加しています。 この富裕層の増加には、どのような理由があるのでしょうか。 次章から、詳しく見ていきましょう。