真夏の洗車は「早起き大事!」一体なぜ? ボディの「熱」と戦う訳は
洗車する水に含まれる「不純物」が汚れの原因に?
夏場に水遊びを兼ねる気持ちでクルマを洗車するのは気持ち良いもの。たとえ衣服が濡れても直ぐに乾くし、「クルマの拭き上げもしなくても良い?」と考える人も多いのではないでしょうか。 【画像】洗車中にトラブル!? ガソリンスタンドにあった「恐怖のお願い」 画像で見る(14枚) しかし、夏の洗車では気をつけるべき意外な盲点があるといいます。どういうことなのでしょうか。
そもそも洗車というのは汚れを落とすことに意味があります。ここでいう汚れとは、大きくて目立つ泥汚れや鳥のフンなどはもちろんのこと、水あかや石けんカスなども含みます。 まず洗車の工程として「水をかける→カーシャンプーで洗う→カーシャンプーを洗い流す→拭き上げ」の4つがあります。 水をかけることで泥汚れを軽く落とし、カーシャンプーで洗う事で油分を落とし、カーシャンプーを洗い流すことで石けんカスを流す…と大きさや種類によって使い分けしながら汚れを除去しているのです。 では最後に行われる拭き上げは何をしているのかというと、水道水内の不純物を除去しています。 日本の水道水は軟水に分類される傾向にありますが、それでも少なからずミネラル分や塩素が含まれています。この不純物が結晶化して堆積すると、家庭の水周りでもみられる水あか汚れ=クルマにおけるウォータースポットになっていくわけです。 炎天下で洗車をおこなうと、拭き上げる前に水が乾いてしまい、結果としてウォータースポットが出来やすい状態になります。 とくに青空駐車によって車体そのものが熱を帯びていると、拭き上げどころかカーシャンプーすら乾いてしまい、洗車工程の段取りがままならないことも。熱を帯びてしまった車体は、洗車の前に一度冷やす必要があるでしょう。
厄介なウォータースポットの発生を防ぐには?
水が乾くことでウォータースポットが出来上がってしまう……。だからといって汚れたままのクルマを放置しても、かえって塗装面を傷めるだけです。ですから洗車を全くしないというわけにもいきません。 そこで夏の洗車では普段とは違うやり方にすることで、ウォータースポットの問題を回避しましょう。