“50歳の評論家1年生”山本昌氏のキャンプ一押しは阪神と楽天・茂木
――目についた新戦力は? 「僕が見た中での一押しは、楽天のドラフト3位の茂木栄五郎内野手(早大出身)です。非常に強くて、いいスイングをしているし、投手目線で見て野球センスを感じました。プロの世界に何年もいるような雰囲気もあって、いきなり戦力になるんじゃないですか? それと阪神の横田慎太郎外野手(2年目、鹿児島実出身)。まだバッティングは荒いですが、飛ばす力がある選手だな?と、感じました」 ――話題の楽天のドラ1のオコエ選手は? 「キャンプで初めての屋外フリー打撃を見ました。体が思ったより大きい選手ですね。確かに詰まる打球が多かったけれど、打撃投手でなく本職の投手が相手でしたからね。相手もアピールのため、いいボールを投げてきます。それでも強い打球を飛ばしていました。走る姿に高い身体能力、バネのようなものを感じましたし、守備でも球際に強く、打球に反応する一歩目が早い。こういう部分は天性でしょう。課題のバッティングさえ形になってくれば、意外とすぐに1軍でプレーするんじゃないでしょうか。本人にインタビューをさせてもらいましたが、18歳にしては野球を考えています。頼もしいなという印象を受けました」 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)