「名古屋・栄エリア」は名駅エリアを追い越せるのか 鍵は「連携」 TOHOシネマズやコンラッド名古屋も
テレビ愛知
松坂屋名古屋店を運営する「大丸松坂屋百貨店」の親会社「J.フロントリテイリンググループ」は、松坂屋のほかにも栄地区で再開発を進めています。 それが、中区錦3丁目に建設中の「ザ・ランドマーク名古屋栄」です。2026年3月に完成し、その年の夏に開業予定で、地上41階、地下4階建てで、高さは約211メートル。栄地区で1番高い建物となる予定です。 ビルには、10階と11階、31階から41階にヒルトンが運営するホテル「コンラッド名古屋」が、12階から30階には、オフィスが5階から9階は栄地区初の「TOHOシネマズ」が入る予定です。 そして、地下2階から地上4階には、パルコが展開する商業施設が入居予定です。 このビルは、栄地区のシンボル「テレビ塔」や2024年4月に開業した「中日ビル」とともに、世界中の人々が訪れる「文化交流都心」となることを目指しています。 このほか、栄地区では、ノリタケなどが中区新栄町2丁目で、建設中の高さ約97メートルのオフィスビル「栄トリッドスクエア」が2026年3月に完成予定で、栄地区の今後のにぎわいに注目が集まります。 栄地区の再開発について、専門家に話を聞きました。
名古屋工業大学 伊藤孝紀准教授: 「名古屋駅は今後リニアが来て、グローバル、インターナショナルなお店が増えてくる。企業とともに。それに加えて栄は名古屋らしさを面としてどのようにつくっていくかが大切だと思う。公園も道路もあるので、公共空間と連携して体験価値をつくっていくことが大事だと思う」 名古屋の都市開発に詳しい名古屋工業大学の伊藤孝紀准教授です。伊藤さんは、栄地区のさらなる発展のために、ある変化が必要だと話します。 名古屋工業大学 伊藤孝紀准教授: 「今までは商業施設なので建物の中だけを見て考えている。それを建物の外も連想してないしは隣の商業施設とも連携して、みんなで一緒になって魅力を出していく、伝えていくことをしないと、おそらく商業施設ひとつだけのポテンシャルでは難しいのでは。エリアとして、街づくりとしてのポテンシャル、魅力づくりをしていきながら、個々ではないような関係性をつくっていくことが大切」
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