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本当にリッチなのは「年収1000万円世帯」か「年収300万円世帯」か

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マネーポストWEB

「あともう少し年収が増えたら生活が楽になるのに…」――そう嘆きたくなる気持ちはわかる。しかし、現実には、必ずしも年収が増えたからといって、生活にゆとりができるとは限らない。逆に言うと、節約の意識や、無駄を減らす努力を怠らなければ、たとえ年収が平均以下でも、1000万円世帯以上に余裕ある暮らしは可能なのだという。 【表】生活を守る!「申請すればもらえるお金・支払わなくていいお金」65の手続き

 国税庁の調査(2019年)によると、会社員の平均年収は440万7000円で、そのうち女性の平均は過去最高の293万円だった。また、厚労省のデータでも、1世帯あたりの所得の中央値(2017年)が423万円となっていることから、430万円前後が平均的な家庭の年収とわかる。

 一方、国税庁によると平均年収が1000万円を超えているのは全体のたった5%しかいない。「年収1000万円」は現代の日本人にとっての「ステータス」だと、東京フィナンシャル・アドバイザーズ代表で公認会計士の能勢元さんは語る。

「女性が理想とする結婚相手の条件や、ビジネスマンの目標として『年収1000万円』は掲げられやすい金額です。しかし、現実には日本人の平均年収の2倍以上もあり、かなり稀な存在です」

“平均世帯”の庶民からすると、外車に乗り、タワーマンションに住み、海外旅行に毎年出かける「セレブ」な暮らしに憧れを抱く。しかし実際には、高収入であっても苦しい生活を送っている家庭は少なくないという。

「生活が苦しい」と悩むお金持ちたち

 まず、年収1000万円世帯の家計を覗いてみよう。能勢さんが解説する。

「月々の額面は約85万円、そこから所得税、住民税、社会保険料が控除され、手取りが62万円程度となります。固定費として大きいのが家賃。年収1000万円世帯はハードワークのため、便利な都心のタワーマンションに住むことが多い。すると、家賃が月々20万円はかかります」

 タワーマンションに住むような家庭は周囲の視線を気にして「それなりの生活」を送ることを余儀なくされるという。すると、車のローンと駐車場代、ガソリン代で月15万円程度、仕事仲間やママ友との交際費、洋服代に10万円以上かかり、家族との外食代や旅行代と次々に出費が積み重なる。

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