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山口恵以子、作家の夢を追い続けたきっかけは母のある言葉

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ニッポン放送

作家の山口恵以子が、8月3日(月)放送の、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演。自身が作家になったきっかけについて語った。

山口は「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、2013年に小説『月下上海』で松本清張賞を受賞。現在は、テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍しているが、作家としてデビューするまでには、母の言葉が大きな支えになったそうだ。 山口恵以子:実は私、大学生の頃に少女漫画家を目指していたんです。 垣花正:きっかけはなんだったんですか? 山口:私が中学生の頃に「ベルサイユのばら」の連載が始まったんです。あのときが少女漫画の黎明期で。「ポーの一族」、あと山岸凉子さんの「アラベスク」とか。ドラマチックだったり、大人向けのコメディだったり。あとは青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」という作品に影響を受けましたね。 垣花:そこから影響を受けて、少女漫画家としてデビューすることはなかったんですか? 山口:いえ、新人賞も全然受からないし。大学4年生の時に編集者に見てもらったんですが、『話は面白いけど、あまりにも絵が下手なので諦めた方がいい』と言われちゃったんです。 垣花:それはツライですよね。そこで道を諦めたんですか? 山口:「ふざけんなよ!」って思ったんですけど、すごすごと帰宅して母に「こういうこと言われちゃって…」って報告したんです。「漫画家なんて諦めて就職しなさい」って言われると思ったら、母が「そいつはバカだ! あんたの才能をわかってない」って言ってくれたんです。「この人は親バカを通り越して“バカ親”だな」と思いましたね。

垣花:でも、お母さんのアドバイスはすごいですね。中学生とかならまだしも、大学生って就職を考えなきゃいけない時期ですよね。 山口:実は、母が女学生時代にコーラス部に入っていて、ゆくゆくは声楽隊になりたいと思ってたらしんです。でも扁桃腺の手術をしたときに、声が不安定になって声質も変わって、諦めるしかなかった……っていうことがあったそうなんです。 垣花:自分が夢を諦めたからこそ、山口さんの夢を応援していたんですね。 山口:だから「あなたが自分に才能がないと思うんだったらしょうがないと思う。でも誰かが就職したから、嫁に行ったからとか、もう歳だからとか、人と比べて諦めると後悔することになる。後悔すると人は幸せになれないから、あなたは後悔のないようにしなきゃいけない」って言ってくれたんです。 垣花:素晴らしいお母さんですね。でも、山口さんはそこから小説家に転身して、今では「食堂のおばちゃん」というキャラクターで話題になって。お仕事も順調で新刊を続々と発表されています! 山口:ありがとうございます。もう苦節35年ですよ。 少女漫画家を目指すも、挫折を経験した山口だったが母の言葉で立ち直り、2003年に小説家デビュー、2013年に松本清張賞を受賞した。パーソナリティの垣花正は、「松本清張賞を受賞されたとき、お母さんは喜ばれたんじゃないですか?」と問うと、山口は「その後母が亡くなったあとになって気づいたんですが、松本清張賞に送った原稿の宅配便の送り状を保存してくれてたことが分かって。受賞したときは、兄にもすぐに電話をかけたって言っていましたね。」と、長年夢を応援してきた娘の念願が叶ったことを喜んでいたと明かした。

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