在日外国人にコロナ情報発信 東京外大生ら多言語サイト運営
新型コロナウイルスに関する情報を日本に住む外国人に発信しようと、東京外国語大の学生や卒業生らが「COVID―19 多言語支援プロジェクト」を立ち上げた。主に首都圏の行政発表や報道を13言語に翻訳し、専用のウェブサイトに掲載。「不安を抱える外国人に情報を届けるとともに、社会の在り方を考えるきっかけをつくりたい」と意気込む。 サイトは「やさしい日本語」、ベトナム語、スペイン語などに対応。学生ら約70人のボランティアが運営や原稿執筆、翻訳を分担する。 代表の石井暢さん(24)は「非常事態にこそ彼らに目を向けられるような社会の在り方を提起したい」と力を込めた。