三浦春馬さん出演映画『コンフィデンスマンJP』 長澤まさみ「死ぬんじゃないよ」のセリフで考えたこと――2020 BEST5
2020年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。映画・ドラマ部門の第2位は、こちら!(初公開日 2020年7月26日)。 【写真】「もし次回があれば、また参加できればいいなと思います」と語っていた三浦さん * * * 長澤まさみ主演・人気ドラマの劇場版第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が7月23日に公開初日を迎え、舞台挨拶は全国201館の劇場で生中継された。この作品には急逝した三浦春馬さんも出演している。 ファンに向けて長澤は、「愛すべきコンフィデンスマンたちが、みんなそれぞれ、映画の中で頑張ってます。その姿をたくさんの人に観ていただきたいなという風に思います」と話した。ライターの平田裕介さんが、いつのまにかコンフィデンスマン(信用詐欺師)たちに転がされ、引き込まれていく劇場版2作の見どころを綴る。 *以下の記事では、現在公開中の『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と、前作『ロマンス編』の内容や結末が述べられていますのでご注意ください。 ◆ ◆ ◆
長澤まさみ「その姿をみんなの目に焼き付けてほしい」
「今日この日を迎えることができて、安心したという気持ちと、とても感慨深い思いでいっぱいです」 7月23日、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』初日舞台挨拶で長澤まさみが語った、公開を迎えての一言。新型コロナウイルスの影響で2カ月半あまり公開が延期されていた。 彼女をはじめ、東出昌大や小日向文世ら舞台挨拶に登壇した全員が恋愛詐欺師・ジェシー役で、劇場版前作『ロマンス編』と今作『プリンセス編』で共演した三浦春馬さんには一切触れず、作品の魅力や、撮影現場での和気あいあいとしたエピソードを語る場にしようとする一致団結した想いが感じられた舞台挨拶だったが、その背景には同日朝から、フジテレビの各情報番組へ立て続けに出演したこともあったのかもしれないと思わされた。 「めざましテレビ」で軽部真一アナウンサーから三浦さんについて訊かれた長澤は、「愛敬があって人懐っこくて、とても正義感の強い子だったんじゃないかなと思います。私も弟のように思っていたところがあったので、とても残念ですが、コンフィデンスマンの映画に映っている春馬くんはとてもキラキラと輝いておりますので、その姿をみんなの目に焼き付けてほしいなという気持ちです」と話した。