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神戸山口組、分裂の危機…中核・山健組が起こした「脱退騒動」の深層

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現代ビジネス

弁護士を使っての内紛

 神戸山口組(井上邦雄組長)の主戦力、山健組(中田浩司組長)が肝心の神戸山口組から脱退してしまう、と思わせるほど、今、組内が大もめにもめている。 【写真】警視庁23歳の美人巡査がヤクザに惚れてすべてを失うまで  山健組の中田浩司組長は去年12月、殺人未遂容疑で兵庫県警に逮捕され、今なお勾留中だが、最初の発端はこの中田組長が弁護士を通じて神戸山口組の井上邦雄組長に対し「月会費(上納金)が高すぎる。このままではやっていけない。神戸山口組を脱退せざるを得ない」といったことという。  井上組長もまた弁護士を立て、中田組長の弁護士を通じて「考え直してほしい」と申し入れたが、中田組長はガンとして受け入れず、「月会費がこのままなら、神戸山口組を離れて山健組は一本で行く(独立系の組織で行く)」とまでいったらしい。  中田組長は井上邦雄組長の秘蔵っ子として育てられ、それこそ山健組の中でも保守本流、健竜会の会長をつとめるなど、順調すぎるコースをたどってきた。だが、逮捕された後、考えるところがあったらしく、最近、井上邦雄組長に対して不信感を強めているという。  一説に勾留中、拙著の『山口組三国志 織田絆誠という男』を読み、「本が出たばかりのころ、この本はウソばかりだ、読むな」という通達が井上組長から出たが、最近、読んだところ、井上組長の実際の姿はこの本に書かれている通りだ。今まで騙されていた」と、息巻いているらしい。

疑心暗鬼の組員たち

 山健組の前の組長は井上邦雄だったが、今の組長は、勾留されていても中田浩司組長でまちがいない。シャバに残されている山健組の組員たちはあらかた中田組長の言い分に同調しているらしい。  対して井上邦雄組長は7月11日の午後から山健組の緊急定例会を開いた。この席で井上組長は中田浩司組長の処分を発表する予定だったとされるが、結局、処分は発表されなかった(今もって発表されていない)。定例会に欠席した幹部も多く、山健組若頭補佐の西川良男(健竜会会長)、同じく若頭補佐の水田忠好(姫路、村正組)、同じく物部浩久(岡山、妹尾組)など多数に上った。  山健組の関係者が言う。  「山健組の8割は井上邦雄組長の実際を見抜き、見限ろうとしている。ただ、だからといって中田浩司組長を全面的に信頼しているかといえば、そうではなく、中田組長に対しても警戒的に構えている。というのは、中田組長が言う『一本どっこ』がホントだったらいいけど、中田組長は半年ぐらい経って、六代目山口組に山健組を丸ごと叩き売るつもりじゃないか。だったら中田組長に同調できないって考えです」

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