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脳外科医が解説…患者の特性は、居住地・所得額でここまで違う

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「カラフルデブ」――パンチが効いた名称は、脳神経外科専門医とファッションデザイナーという2つの肩書を持つ、Dr まあや氏の通り名だ。髪はピンクや青、黄色や緑のレインボーカラー、そして身を包むファッションもとにかく奇抜。一度見たら絶対に忘れられない容姿から、インターネットで人気に火がついた。以来、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)や『人生が変わる深イイ話』(日本テレビ系)などバラエティ番組に引っ張りだこ。ここでは彼女の半生とポジティブ思考の秘訣を紹介する。本連載は、Dr まあや氏の著書『カラフルデブを生きる』(セブン&アイ出版 ※2020年に事業終了)から一部を抜粋した原稿です。

釧路では短気な漁師、慶應では超VIPを相手に

私は医者として、患者さんとの正しい接し方は土地や地域によって異なる、ということを感じています。同じ病気でも、まったく違う接し方が必要です。 釧路は医者の数が少ないので、昔ながらの「お医者様」という感覚で話を聞いてくれる患者さんがわりと多いんです。医者としてはやりやすいけれど、それでも漁師さんたちのなかには、けっこう短気で口が悪い人もいて。 薬を飲まない患者さんに「どうしてー?」と聞くと、「そんなこと言ったって、俺だって忙しいんだよ! 朝早く海に行って、帰ってきてからもいろいろ大変なんだ!」みたいな感じで、怒鳴り散らす人も多いんですよ。 「でもお父ちゃんが働けなくなったら大変だろう? 薬を飲まないと、また倒れちまうぞ!」と、私もべらんめえ口調で調子を合わせると、「あー、そりゃそうだな。わかった、飲めばいいんだろ!」と言って帰ってくれたり。伝え方をかなり意識しています。 また、以前慶應病院にいた頃は政財界のトップや芸能人など、超VIPな患者さんと接することもしばしばありました。そういうときは、また別の意味で細心の注意が必要。 今は会社の決算があって僕が抜けるわけにはいかないとか、家族にも知らせずに治療してほしいとか。治療する際も、本人や家族の状況、社会的背景を踏まえたうえでの配慮が欠かせません。

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