ヴォレアス北海道は5連敗 張育陞23得点…12得点の鍬田憲伸「選手みんなで活を入れて、気合入れていきたい」
◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ VC長野3-1ヴォレアス北海道(23日、リクルートスタッフィング・リック&スー旭川体育館) ヴォレアス北海道はホームでVC長野に1―3で敗れ、今季2度目の5連敗を喫した。OP張育陞(24)が23得点、OH鍬田憲伸(25)が12得点をマークするなど奮闘したが、共に2メートルを超えるVC長野のOPウルリック・ダール(24)、MBトレント・オデイ(30)らを中心とした破壊力のある攻撃を止められず、押し切られた。24日もホームでVC長野と対戦する。 驚異的な高さとパワーに圧倒された。サーブで相手のレセプションが乱れても、左の大砲・ウルリックに力強いアタックをコートにたたきつけられた。アタックだけで27得点を決められ、エド・クライン監督(43)も「相手のアタックが本当に良かった」と脱帽した。 さらに対応に苦慮したのが速攻だ。MBトレントにはアタック14本中9本を決められるなど、高確率で得点を許し、指揮官は「相手ミドルの選手がBクイックに入った状況で最も決められました。そのシチュエーションで70%ぐらい。難しいが、少し修正できる部分もある」と修正点に挙げた。 強みのサーブでは相手を崩す場面もあった。2本のサービスエースを決めるなど奮闘したOP張育陞は「サーブの調子がだんだん戻ってきた。明日はコースを狙って、もっといいサーブを打っていきたい」。ブロックが特別高いわけではなく、サーブの質がリベンジのカギを握りそうだ。 ここまで1勝。苦境は続くがホームのファンは最後まで背中を押した。OH鍬田は「ヴォレアスの良さというのは、選手とファンの一体感。1勝できたときは一体感がすごかった。選手みんなで活を入れて、気合入れていきたい」。地元の声援に、何としても白星で応える。(山口 泰史)
報知新聞社