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糖質オフの効果は19世紀から知られていた! 圧巻の糖質オフ年代記

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さかのぼれば、1825年から注目されていた糖質制限。いまや、糖質制限食はコンビニやファストフードまで拡大中。中食や外食でも、糖質の摂取量を好きにコントロールしやすい時代になってきた。ここであらためて、糖質オフの歴史を振り返ってみよう。 [画像]圧巻の糖質オフ年表

糖質制限の歴史(1)1825~1960年

糖質制限食は、肥満に悩む欧米の富裕層の間では、少なくとも19世紀には知られる存在だった。 その証拠の一つが、著名な美食家ブリア=サヴァランの代表作『美味礼讃』に残されている。この本は「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう」という金言で知られる。そこで彼は肥満に2章を割いており、「脂肪太りの主たる原因はデンプン質の食品の食べすぎにある。デンプン質の摂取を多少なりとも減らせば、肥満を抑制できる」とはっきり指摘している。言うまでもなく、デンプン質は糖質のことだ。

糖質制限食ブームの立役者・ウィリアム・バンティング。

その数十年後、糖質制限食がヨーロッパで大きなブームを巻き起こす。張本人はロンドンの葬儀屋ウィリアム・バンティングという人物だ。 長年肥満に悩んでいた彼は、友人のウィリアム・ハーベイという医師に糖質制限食を薦められる。ハーベイは当時の最先端の生理学者で医師のクロード・ベルナールの糖尿病に関する講演をパリで聴き、減量にも糖質制限食が有効と直感していた。 ハーベイは減量のために「砂糖、パン、牛乳、ジャガイモ、ビールなどの糖質を抜きなさい」とアドバイスする。生真面目なバンティングがその通りに実践すると、1年間で23kgもの減量に成功する。 目覚ましい成果に驚いたバンティングは、その感動をシェアしようと、自らの体験を『市民に宛てた肥満に関する書簡』という冊子にまとめて1863年に出版する。この本は肥満に悩む上流層の間でベストセラーとなり、英語からドイツ語やフランス語に翻訳される。英語で「ダイエットする」ことを「バンティング(Banting)」とも言うが、それはバンティング氏のチャレンジに因んでいるのだ。

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