福岡県嘉麻市が災害復旧工事で代金未払い、23年度だけで1376万円…発注は1人が担当「業務多かった」
福岡県嘉麻市は22日、2019~23年度の災害復旧工事で工事代金の未払いがあったと発表した。23年度だけで約1376万円に上り、他の年度は精査中としている。
未払いは土木課が発注した緊急性のある災害復旧工事。口頭で発注し、本来行う必要がある契約事務手続きをしていなかった。23年度は5業者31件、19~22年度は3業者約30件で未払いが確認された。金額が確定し次第、予算計上し、それぞれの業者に支払う。
発注は1人が担当し、「業務が多く、未払いがたまっていった」と説明しているという。市は関係職員の処分を検討。記者会見した赤間幸弘市長は「業務の透明性を高めるため、ダブルチェックを行い、確認体制を強化する」と述べた。