来年からNISAを「月3万円」で始めたい! NISAならではの「出口戦略」とは?いつまで続けて、いつ売却すればいいのかも解説
一気に運用をやめるのではなく運用しながら取り崩すことが大切
一定の年齢になった際に、一気に投資を辞めてすべて現金化することもできますが、その後にインフレが進んでお金の価値が目減りするような事態になると、現金化したお金と年金では、その後の老後生活の費用に対して資金が不足する可能性もあります。 したがって、資産が一方的に減らないように、運用を続けながら少しずつ取り崩す方法も検討しましょう。例えば、有名な出口戦略に「4%ルール」があります。 これは、年間支出の25倍の資産があって、これを年利4%以上で運用できれば、運用益を4%以下の金額で取り崩す分には資産が減らないという考え方です。 これをもとにすると、例えば、60歳までに3000万円の資産を築いた場合、3000万円の4%は120万円です。年利4%以上で資産運用ができれば、毎年120万円程度の金額であれば、資産を目減りさせずに取り崩すことができるということになります。
まとめ
NISAは非課税保有期間が無期限であるからこそ、いつまでに投資をやめるのか、どのように現金化するのかといった「出口戦略」を考えることが重要です。 まずは老後に必要な生活資金と、受け取れる年金額を算出して、年金収入のみだと生活資金がどのぐらい不足するのか、金額を計算しましょう。そのうえで、不足額を確保できるように、投資資産の出口戦略を考えていきましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部