JR広野駅の新駅舎完成 旧駅舎は防災機能を備えた交流施設に 福島県広野町
JR東日本が整備を進めていた福島県広野町のJR広野駅の新駅舎が完成した。旧駅舎は町が防災機能を備えた交流施設に改修する予定。2025(令和7)年度中の完成を見込む。 新駅舎はこれまでと同様に無人駅で、切符売り場や精算所が並ぶコンパクトな設計になっている。9日から使用している。入場口は仮設で、旧駅舎を改修後に新旧駅舎の間に新たな入場口が構えられる予定。 旧駅舎を活用した交流施設には電車利用者らが休憩できるスペースを設ける。非常用電源を備えたり、災害時に駅付近で電車が緊急停止した際に乗客を避難場所に誘導できるデジタルサイネージを整備したりするなど、東日本大震災の教訓を生かした防災機能の充実を構想している。 (相双版)