「得点が入るといい時間帯とは」。中村憲剛氏、栗原勇蔵氏、佐藤寿人氏の3人がさまざまな質問に回答|やべっちスタジアム
【国内サッカー・ニュース】DAZNの『やべっちスタジアム#70』では、解説者の中村憲剛氏、佐藤寿人氏、栗原勇蔵氏の3人で「Football Study」を開催。視聴者から募集したさまざまな質問に対し、それぞれのポジションからの視点で回答した。
3人の解説者がさまざまな質問に回答していく「Football Study」。今回は大きく4つのテーマに分けて、FW、MF、DFの視点からトークを展開した。 その中で示唆に富んでいたのが、「得点が入るといい時間帯とは」という質問。試合を観戦する際、実況の方がよく「いい時間帯に点を取りました」と話すことが多い中で、終了間際は別として実際に勝敗に大きく影響する得点の時間帯はあるのかという質問が飛んだ。 中村氏は「あまりにも自然に聞きすぎて深く考えたことがない」とする中で、栗原氏は「前半の立ち上がりは得点を奪えれば自分たちのプラン通りに試合を運びやすい」と回答。続けて、「取られた方はいきなりプランを変えなければいけない」とし、試合を運びやすくなる前半立ち上がりの得点を「いい時間帯」と称した。 一方、佐藤氏は「時間帯ということよりも、攻撃のリズムが良くて比較的にボールを前に運べて、チャンスがより多く作れている時に点が取れる。それがいい時間帯かな」とし、その時間帯に取れないと本当にこれを続けていいのかという悩みに加え、相手に対応されてしまうことを理由として挙げた。 二人の意見を聞き、中村氏は「2人が言ったことがまさにだと思う」と同調。加えて「個人的には最初の5分以内に取ってしまうこと。前半も後半もそう」と、ハーフタイムに展開やシステムを話し合った後での得点、失点は大きく流れを変えると解説した。 最終的に先制点を挙げた時間帯の勝率のデータを並べ、「いい時間帯」は前半31分から前半終了間際でという結論に至っている。