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メルセデス、混乱のピットストップで勝利を逃す。ウルフ代表「もっと早くミスに気付けたはず……」

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motorsport.com 日本版

 メルセデスにとって、F1第8戦イタリアGPは悔しいレースとなった。ルイス・ハミルトンが10秒以上後続を離す独走の展開となっていたが、ピットレーン閉鎖中にピットストップを実施したことで10秒のストップ&ゴーペナルティを受けてしまい、後方から追い上げたものの7位でレースを終えた。 【動画】ガスリー&アルファタウリ・ホンダ初優勝! 2020F1第8戦イタリアGP決勝ハイライト  18周目、ハースのケビン・マグヌッセンがピットレーン入り口付近でマシンを止めたことで、レース展開は大きく変わった。これによりセーフティカー(SC)が出動した。  この時点で、上位のマシンは軒並みピットインを済ませておらず、各車がピットに雪崩込んでくるかと思われた。しかし、マグヌッセンのマシンを安全に回収できるよう、SC導入から11秒後にピットレーンがクローズされた。  ハミルトンとアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は、ピットレーンが閉鎖されたというシグナルを見逃し、ピットに入ってしまった。後に彼らはスチュワードの審議対象となり、10秒のストップ&ゴーペナルティを科された。  SCが解除された後、すぐにシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュし、レースは赤旗中断。ハミルトンは首位でレース再開を迎えたが、ペナルティを消化したことで集団から25秒以上も後方から追い上げることになった。  猛プッシュを続けたハミルトンは、7位まで挽回。ファステストラップのボーナスポイントも獲得したが、勝てたはずのレースを落とすことになった。  メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ピットウォールからはピットレーン閉鎖を示すボードが見えなかったこと、ピット入り口には赤信号がなかったと説明した。 「奇妙な出来事の連続だったが、我々はもっと早く気付けたはずだ」  そうウルフは語った。 「行なわれた決定は非常に珍しいものだったが、それらは完全にルールの範囲内だった」 「ハースの1台がピット入り口に近いところ、パラボリカのイン側に止まっていた。そこではシングルイエローが出されていたが、その後にSCが出された」 「SCが出されると、ピットレーン入り口は赤(閉鎖)になったが、正確には赤ではなくアウト側にイエロークロスの表示がふたつ出されていた」 「ピットレーンに(ハミルトンが)入ってくる時、ストラテジストのひとりがラジオで叫んでいた。我々は混乱していたんだ」 「我々にはサインが見えなかった。それが、ルイスのレースを台無しにした一連の出来事だ。ハッピーではないが、受け止めなくてはいけない」  レース後、ハミルトンはピットレーンクローズを示すイエロークロスの表示を見落としたことを認め、ミスを受け入れた。 「正直なところ、それらのボードは見ていなかった。だから僕の責任だ」  そうハミルトンは話した。 「それは僕が学ぶことだ。集団の最後尾のマシンから26秒も離されたことを考えると、7位とファステストラップを獲得したのは素晴らしいことだ」 「マックス(フェルスタッペン)はリタイアし、ポイントを獲得できなかった。だから今日は大きな損失にはならない」  ウルフは、メルセデスがピットレーンが閉鎖されていることを確認することができた唯一の方法は、FIAのタイミング情報の4ページ目を見ることだったと説明した。 「ピットウォールからは、イエロークロスが見えない。ドライバーがそれを見つけられなければ、ピットレーン閉鎖を確認できる唯一の方法は、FIAのコミュニケーションシステムの4ページ目を見ることだった」 「SCが出ている時、誰もそれを見ていない。ドライバーはピットに入ろうとしていて、全てがピットストップに集中している」 「残念なことに、ピットレーンをクローズするという判断は非常に珍しいものだったと言える」

Luke Smith

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