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マカオカジノIR運営サンズチャイナ社の4月単月純収入が98.7%減、約194億円の赤字に=新型コロナ防疫対策によるインバウンド旅客減

配信

マカオ新聞

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は6月1日、今年(2020年)4月の事業状況を公表した。  同社の4月単月の純収入は前年同月比98.7%減の900万米ドル(日本円換算:約10億円)にとどまり、親会社株主に帰属する当期純利益は1.8億米ドル(約194億円)の赤字だった。前年同月は1.48億米ドル(約159億円)の黒字。調整後プロパティEBITDAについても前年同月の2.39億米ドル(約257億円)の黒字から1.05億米ドル(約113億円)の赤字に。同社発出資料によれば、5月についても4月と大差ない数字になる見込みとのこと。  なお、今年第1四半期(2020年1~3月期)については、純収入が前年同期比65.3%減の8.08億米ドル(約870億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1.66億米ドル(約179億円)の赤字、調整後EBITDAは92.2%減の6700万米ドル(約72億円)という内容だった。  マカオでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の一環で1月下旬から現在に至るまで入境制限を含む厳格な防疫対策が講じられており、インバウンド旅客数が激減。3月25日からは中国以外の外国からの流入(いわゆる第二波)に対する警戒で水際対策を強化(ボーダー閉鎖に近いレベル)しており、一層インバウンド旅客減が進んでいる状況。  また、2月には全カジノ施設を2週間にわたって休業させる措置も講じられた。カジノ規制当局及び衛生当局は再開後も運営会社に対して従業員及びゲストの健康を最大限保護することなどを求めており、ゲスト及び従業員のいずれも入場時に体温検査、マスクの着用、健康申告が義務付けられる。また、ゲーミング(カジノ)テーブル間の距離の確保、テーブルゲームでは隣席を空ける対応(例えばバカラテーブルでは1テーブルに同時に着席できるのは3~4人)、スロットマシンについても1台または2台おきの稼動と定められ、交差感染リスク軽減が図られているほか、チップ等のゲーミング用品に対する消毒も強化実施されている。再開したといっても、あくまで限定的ものだ。  今年1~5月累計のカジノ売上は前年同時期から73.7%減の330.04億マカオパタカ(約4448億円)で、マイナス幅は前月終了時点から5.0ポイント拡大。月次カジノ売上の推移は下記の通り。 【資料】2020年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比) ・1月:221.26億マカオパタカ=約2989億円(11.3%減) ・2月:31.04億マカオパタカ=約419億円(87.8%減) ・3月:52.57億マカオパタカ=約710億円(79.7%減) ・4月:7.54億マカオパタカ=約102億円(96.8%減) ・5月:17.64億マカオパタカ=約238億円(93.2%減) >1~5月累計:330.04億パタカ=約4458億円(73.7%減)

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