【解説】「地面師」の実像とは?カミンスカス操受刑者の逮捕前の豪遊ぶりや生の声 “地面師犯罪”が再び活発化のおそれも
地面師グループの「リスク」と「リターン」は
大がかりな詐欺集団といえる地面師グループ。 そのリスクとリターンについては…。 フジテレビ社会部・知野雄介デスク: 捕まるリスクというのは高い犯罪なんです。ただですね、仮に捕まったとしても、多額のだまし取ったカネを得られるのであれば、リスクを冒してでも行えばいい。さらに言えば、今は海外、特に見た目からも現地に溶け込みやすい東南アジアに逃亡してしまえばいい。 その“リターン”の高さを物語る映像がある。 逮捕前、都内のフィリピンパブで、ホステスの女性と笑顔で顔を寄せ合うカミンスカス受刑者。 こうした場所に、連日のように出入りしていたという。 そして捜査の手が迫っていることを知ると、フィリピンに逃亡。 首都マニラや東南アジア有数の歓楽街として知られる「アンヘレス」周辺に潜伏したとされている。 その人物像についても…。 フジテレビ社会部・知野雄介デスク: パブで豪遊する姿が目撃されていますし、映像を見ても本当に巧みに嘘をついているなという印象があります。捕まる覚悟もあっての犯罪ということだと思います。
一時沈静化した“地面師”犯罪が再び活発化するおそれも
こうした地面師による犯罪は、いわゆるバブル景気の時代に多く発生したあと、一時沈静化の動きを見せていた。 しかし近年になり、各地に空き家が増加する一方、都心部の地価が上昇していることから、再び“地面師”犯罪が活発化するおそれがあるという。 フジテレビ社会部・知野雄介デスク: だまし取った金を取り返せるかというと、そうでもない現実があるので、やはりまずはだまされないようにすることが、どうしても必要になってくる。 (「イット!」11月29日放送より)
イット!
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