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これこそポルトガル。美しさと危うさを秘めた「黄金世代」のめくるめくパスサッカー

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ピークのEURO2000でベスト4

 黄金世代が年齢的にピークだったユーロ2000では、ベスト4に進出している。

 この時期のポルトガルといえば、ストライカー不足と得点力不足。これさえ解消できれば頂点を狙えると言われていたものだ。そして、この大会では待望のストライカーとしてヌーノ・ゴメスが活躍した。  黄金世代の少し後輩にあたるヌーノ・ゴメスは181cm、胸板の厚い堂々たる体格がCFらしい。プロデビューしたボアビスタでプレーしていたのを見たことがあるが、印象としては日本の高木琢也と似ていると思った。中盤でパスを収めてさばき、ゴール前でクロスボールを待つという典型的なCFである。EURO2000では4ゴールを挙げた。  ポルトガルのレジェンド、エウゼビオや次世代のクリスティアーノ・ロナウドと比べるとかなり落ちるが、“まあまあ”のストライカーでも、チャンスをゴールに変えてくれるFWの登場は、黄金世代のポルトガルにとってかなり大きかったかもしれない。

 GKにはビトール・バイーア。ポルトガルリーグはブラジル人が外国人枠扱いになっておらず、多くのブラジル人選手が活躍していた。フィールドプレーヤーにブラジル人を使えるせいかGKには外国籍選手が多かった。それでも代表クラスのGKに困ったことはほとんどなく、名手バイーアの後もリカルドが活躍している。

 CBは比較的強力なパートだ。EURO2000ではジョルジュ・コスタとフェルナンド・コウトのコンビ。その後もリカルド・カルバーリョ、ジョルジュ・アンドラーデ、ブラジルから帰化したペペなど、長身頑健で安定感抜群のCBに欠くことがない。ヨーロッパの中では高身長のイメージのない国だが、不思議とGKとCBの人材は常にいる。

 中盤は最も強力なパートで多士済々。ウイングタイプとしてはセルジオ・コンセイソンが台頭していた。EURO2000はフィーゴとセルジオ・コンセイソンが両翼。その後もクリスティアーノ・ロナウドはもとより、リカルド・クアレスマ、シモン・サブローサ、ナニーとウイングは名手の宝庫と言っていい。

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