49歳プロレスラー「レイパロマ」尽きない闘志 夢への挑戦や挫折、難病やコロナ禍に悩まされても…「ファンが一人でもいる以上はリングへ」 デビュー24年の軌跡 節目のリングに密着
パロマさん(2020年5月) 「中止になったときのファンのガッカリ感がすごい、みんな本当にプロレスを愛しているんだなと…」 翌年にはパロマさんも新型コロナに感染―。中等症の肺炎となりました。せきが止まらなくなり入院。つらい経験をしました。 パロマさんの母 熊谷萬里子 さん 「これを産んだ母として一番悲しいのは鼻が歪んどるだろうが、歪んどるよ」 パロマさん 「プロレスよ」 母 萬里子さん 「あれが一番悲しい。ちゃんと産んであげたのに」 パロマさん 「全部、プロレスのせい」 紆余曲折を経て24年間プロレスラーを続けてきたパロマさん。母親の萬里子さんはそんな我が子を誇りに思っています、 母 萬里子さん 「ようがんばったねと思う、だって自分が好きだったことをやり遂げるってすごいと思うよ。ちっちゃい時からのね、プロレス好きですから」 ■4度の骨折に首の難病に悩まされ… それでもリングに上がり続ける理由 年間60~70試合をこなすパロマさん。激しい闘いに耐える体を保ち続けるためのトレーニングは欠かしません。それでも24年間の試合で何度も大きなけがを経験しています。 パロマさん 「骨折は結局、足を4回…。首は難病で『後縦靱帯骨化症』というのに…」 首の痛みで眠ることもできず1か月半も苦しみました。いつ再発するかわかりません。大きなけがを経験しながらも、49歳のパロマさんは引退を考えることはありません。 パロマさん 「ぼくらの商売っていうのはファンが0人になったらリングに立つ必要はないと思うんで、ファンが一人でもいる以上はリングに上がる意味はありますんで、ファンが一人もいなくなったら辞めます」 ■レイパロマデビュー24周年興行「PALOMA EXPO」2024年9月29日 パロマさん初めての自主興行―。やっと、この日を迎えることができました。 女性4人組のファン 「パロマさん、24周年おめでとう!」 開催を待ち望んでいたプロレスファンで会場は超満員になりました。大会にはパロマさん選りすぐりの23選手を集めました。技やパフォーマンスで会場を沸かせます。