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「戦争遺跡の存在知って」掩体壕を花いっぱいに 出水の有志が植栽

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南日本新聞

 出水市の有志が、同市大野原町に残る掩体壕(えんたいごう)周辺に花を植えている。市内で戦跡ガイドをしている「出水民泊プランニング」と「戦争遺跡を考える会」で、シバザクラやアジサイで彩る計画。「花の名所にして、戦争遺跡の存在を知ってもらいたい」との思いを込める。 【写真】天井が崩落して一部のみ残る掩体壕

 掩体壕はコンクリート製で、旧海軍出水航空基地跡近くにある。市によると、空襲から一式陸上攻撃機や銀河を守っていたとみられ、幅と奥行きは26メートル以上、高さ7メートルあった。入り口側の天井は半分以上が崩落しており、幅13メートル、奥行き9メートル、高さ7メートルが現存する。住宅街の民有地にあり、地元でもあまり知られていない。  保存のためボランティアで草刈りをするメンバーから「斜面に花を植えて名所になれば戦没者の慰霊にもなる」と声が上がった。地主らから苗の提供を受け5月、約80平方メートルにシバザクラを植え始めた。  8月29日は有志約10人のほか、米ノ津中学校の女子バレーボール部員10人も加勢に駆け付けて草取りに励んだ。2年池田結衣さんは「飛行機が隠れていたとは想像できない。シバザクラのじゅうたんが早くできてほしい」と話した。  今後はアジサイも植える予定。同プランニングの平和学習ガイドで近くに住む松岡徹蔵さん(70)は「訪れた人に、花を見ながら戦争に思いを巡らせてもらいたい」と話した。

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