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オリ・鈴木優が「都立高卒」史上初の勝利 チームの連敗を7で止める

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ベースボールキング

◆ 山岡離脱の先発陣に新星  オリックスの鈴木優投手(23)は1日、敵地・メットライフドームで行われた西武戦に先発登板。強力打線を5回までノーヒットに封じる快投を見せ、プロ6年目にして嬉しい初勝利を掴んだ。 ☆【里崎智也×河野万里奈】まだ間に合う!プロ野球・2020年の注目ポイント総まとめ ~パ・リーグ 編~  6月26日(金)のロッテ戦において、初回に負傷降板となったエース・山岡泰輔の後を受ける形で今季初登板。3イニングを投げて2失点の力投を見せ、プロ初ホールドをマークしていた若き右腕。今回はその山岡の離脱に伴うローテーションの再編のため、中4日で先発のマウンドに向かった。  立ち上がりからツーシームを軸に、カット気味の変化とカーブ気味の変化を見せる大小のスライダーを効果的に織り交ぜ、低めを丁寧に突く投球で西武打線を翻弄。3回に先頭から二者連続で四球を与えてピンチを招くも、9番から上位へ…という打順をうまくしのいで無失点。1本の安打も許さないまま、3回までを投げきる。  しかし、0-0のまま迎えた4回、先頭・森友哉との対戦中に手を気にするそぶりを見せ、コーチとともに一旦ダグアウトへ。出血なども見られなかったことから、見えない違和感や故障による降板か…と思われたところ、しばしの治療を挟んで背番号68はマウンドに帰還。打順もクリーンナップというところで不安も広がる中、森は高めの速球で、山川穂高は低めのスライダーで連続三振。中軸を三者凡退に仕留めた。  鈴木は5回も続投し、打者17人に対して73球、四球は2つも被安打は0、7奪三振で無失点という快投を見せ、ヒットを打たれないままマウンドを降りる。  すると、同じく5回まで無安打に封じ込まれていた打線が直後の6回表に奮起。吉田正尚がチーム初安打となる1号2ランを叩き込み、7連敗中のチームに待望の先制点が。なおも続くアダム・ジョーンズが二塁打で出ると、一死三塁からアデルリン・ロドリゲスが適時打。西武先発・今井達也をノックアウトする。  さらに打線は粘り強く後続のリリーフ投手にプレッシャーをかけ、3つの押し出しをもぎ取って計6得点。一気に6-0とリードを拡げた。  試合はその後もオリックスのリリーフ陣が力投。左腕の山田修義から増井浩俊と繋いで“ノーヒットリレー”を継続すると、8回は新外国人のタイラー・ヒギンスが西武に初安打こそ浴びながらも、後続を打ち取って無失点は死守。  9回は澤田圭佑が締めくくり、5投手による継投で“完封リレー”が完成。6-0で快勝したオリックスが、連敗を「7」でストップした。 ◆ 「都立高卒」の選手として初勝利  鈴木は都立・雪谷高から2014年のドラフト9位でオリックスに入団。高校時代は3年夏の東東京大会でチームを準々決勝まで導くなど、“都立の星”としても注目を浴びた。  プロ入り後は2015年・2016年・2019年といずれも1試合の一軍登板はあったものの、勝ち・負け・ホールド・セーブのいずれもつかず。それでも、昨季はファームで22試合に登板して6勝3敗、防御率2.81という好投を見せ、徐々に頭角を現しつつあった。  迎えたプロ通算5試合目、先発としては2度目の登板で掴んだ嬉しいプロ初勝利。実は、これまでに「都立高校出身のプロ野球選手」による白星というのは過去にもあったものの、その例はいずれも高校から大学や社会人チームを経てプロ入りした選手によるもの。  ということで、「都立高から直接プロ入りした選手」による白星というのは、この鈴木が史上初の例になるという。かつての“都立の星”がプロの世界でも輝きを放ち、チームの窮地を救った。  登板後には、「途中、手をつってしまったアクシデントもありました」と、4回の一件を振り返りつつ、「逆にうまく力が抜けてくれましたし、いい意味で楽しみながら投げられたことが良かったと思います」という頼もしいコメントも。  エースの離脱という緊急事態の中、オリックスの投手陣に楽しみな存在が現れた。 文=尾崎直也 ◆ 鈴木優・コメント 前回登板同様にしっかりと 打者1人1人に集中して 投げることができました。 3回にフォアボールが 2つ続いたところはありましたが、 内野陣に声を掛けてもらいながら、 あの場面を乗り切れたところが 大きかったと思います。 途中、手をつってしまった アクシデントもありましたが、 逆にうまく力が抜けてくれましたし、 いい意味で楽しみながら 投げられたことが良かったと思います。

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