オールスター初選出が確実視されているジャ・モラント「僕には十分その価値がある」
1月25日(現地時間24日、日付は以下同)を終えた時点で、今季のNBAにおける勝率トップ3はいずれもウェスタン・カンファレンスに所属するチームが独占している。 【動画】モラントが38得点を奪ったナゲッツ戦のハイライト! トップは昨季NBAファイナルまで勝ち上がったフェニックス・サンズの37勝9敗、続いてゴールデンステイト・ウォリアーズの34勝13敗、そして32勝17敗のメンフィス・グリズリーズが全体3位にランクイン。 昨年12月下旬から破竹の11連勝を飾ったグリズリーズは、その後も白星先行でリーグ上位の戦績をキープ。昨季プレーイン・トーナメントを制してプレーオフへと駒を進めたチームは、一躍リーグトップクラスのチームへと変貌を遂げている。 そのグリズリーズを引っ張るのは一昨季の新人王ジャ・モラントだ。今季はここまで平均25.3得点6.0リバウンド6.9アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率48.7パーセントを残しており、22歳ながらチームの看板選手としてリーグを席巻していると言っていい。 先日発表された今年のオールスターゲームのファン投票途中経過でも、ウェストのガード部門でステフィン・カリー(ウォリアーズ/601万9418票)に次ぐ2位の262万3359票を獲得しており、オールスター初出場をスターターで飾る可能性が濃厚だ。 25日に地元メディア『Daily Memphian』へ掲載された記事の中で、モラントはオールスター入りする可能性についてこう話している。 「僕には十分その価値がある。自分の手で勝ち取ったんだ。このためにやってきた。それは僕自身が何よりも望んでいた方法なんだ。それ以外のやり方でこうなりたくはなかった。それにスポットの穴埋め役にはなりたくないんだ」。 オールスターのスターターは、各カンファレンスでガード2人とフロントコート3人ずつで計10人。そのうちファン投票が50パーセントを占めるものの、残りの50パーセントはプレーヤー投票(25パーセント)、メディア投票(25パーセント)で決まるため、ファン投票の得票数でトップ2に入ったからといってスターター入りが約束されているわけではない。 とはいえ、モラントは今季リーグで最もインパクトを残している選手たちの1人であり、驚異的な身体能力から繰り出すダンクやブロック、アクロバティックな空中遊泳はオールスターという舞台でも注目を浴びるはず。 もし仮にスターター入りを逃したとしても、グリズリーズがリーグトップクラスの戦績を残していることから、各チームのヘッドコーチ(HC)投票によって決まるリザーブで選出されるに違いない。
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