早大が8トライの大勝で2大会ぶりの準決勝進出 主将HO佐藤健次は反省「すごく課題が残る試合だった」/大学選手権
ラグビー全国大学選手権準々決勝(21日、早大53-10近大、秩父宮)関東対抗戦1位で5大会ぶりの制覇を狙う早大が関西3位の近大と対戦。計8トライを奪う圧勝劇で2大会ぶりの準決勝進出を決めた。来年1月2日の準決勝(東京・国立競技場)では、22日に行われる京産大(関西2位)-大東大(関東リーグ戦1位)の勝者とぶつかる。 早大は立ち上がりの前半2分に、敵陣深くから主将HO佐藤健次(4年)のトライ(ゴール)で7ー0と幸先よく先制。その後も攻撃の手を緩めずに、FB植木太一(1年)のトライなど2トライを加える。同33分、近大に17ー5と迫られるも、同40分にWTB田中健想(1年)が相手のパスをインターセプト。55メートルを走り切る独走トライ(ゴール)で24ー5とし、前半を折り返す。 後半も流れに乗り、11分にWTB田中健が40メートルを走りぬき、この日2本目となる独走トライ(ゴール)で31ー5とすると、その後もCTB野中健吾(3年)のPG(ペナルティゴール)などで追いすがる近大を突き放した。 負けたら終わりの大事な初戦を勝利で飾ったHO佐藤主将は「勝てたことはよかった。自分たちがこだわってきたことができたかと言われると、全然そうではなく、すごく課題が残る試合だった。準決勝に向けてもう一度チャレンジャーとしていい準備ができるように」と反省を口にした。