「どのチームにも勝つチャンスがあると信じている」 76ersのジョエル・エンビードがブルズ戦で復帰しダブルダブルの活躍
日本時間12月9日(現地8日)、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが約半月ぶりに戦列に復帰した。この日行なわれたシカゴ・ブルズ戦に出場すると、31点、12リバウンドをマークして108-100での勝利に貢献。試合後、欠場を強いられた左膝の負傷についてメディアに語っている。 『ESPN』の取材に対して、「(怪我に苦しんだ直近2~3か月について)気が滅入るよ。今は、怪我はなくて腫れているだけ。全試合出場したかったのに、とてもイライラするね」と語った。 エンビードは膝の故障と出場停止処分により、開幕9試合を欠場。その後4試合でプレイしたが、直近2週間半はコートを離れていた。 なおエンビードの復帰によって、ブルズ戦ではタイリース・マクシーとポール・ジョージを含めた3人が同時出場する時間が26分もあった。その間、シクサーズはブルズに対して14点のリードを奪っている。チームにとっては今後の明るい材料と言えるだろう。 エンビードは「みんながフロアにいられていい気分だった。僕らが健康でフロアにいれば、どのチームにも勝つチャンスがあると信じている」と手応えを明かした。 ブルズ戦で25点、11リバウンド、14アシストとキャリア初のトリプルダブルを達成したマクシーも、「(エンビードは)素晴らしかった」と絶賛。さらに、エンビードがいることでオフェンス時にスペースが生まれ、より効率よく攻められると語っている。また、ジョージも「最高の気分だ。3人が出場してようやく安定したプレイができた」と、エンビードの復帰を喜んだ。 シクサーズは7勝15敗と出遅れているものの、ついに主力が揃ったことで戦績以上に警戒するべきチームとなりそうだ。
NBA Rakuten