プロの着こなし拝見! スタイリスト・吉野 誠の秋冬スタイル【夜編】
結局男の装いは、「気になる」「気にしてもらえる」かどうかが大事です。一瞬の出会いでも「あ、なんか素敵!」と思わせたらコチラのもの。そこで本誌を代表する「気になる男」作りのエキスパートたちを特別にスナップ。モテ・スタイルを常に考えてきた達人が作るデイ&ナイトの着こなしは、絶対にアナタも気になること確実! 気になるオトコの昼と夜
大人っぽさのなかに遊びを込めたブレザースタイル
新時代の男子にとって大事であるのは、しっかり個性を伝えきること。自分らしさをキチンとアピールし、受け入れてもらうことが大事です。平均点的なフワッとした「好評」だけでは、どうしても人の記憶に残りません。少々のクセやアクがあったとしても“なーんか、また会いたいかも?”と思わせる言わば「アク評」を残すことが、その次に繋げるポイントとなるのです。そう、いかに「気になる男」を構築し日常的に実践するかで、より良い明日が決まるのです。とは言え「アク評」ってナニ? と思われる方も多いでしょう。そこで本誌を代表する「気になる」スタイル作りの名手たちに、お手本スナップを見せていただきました。
その3人目となるエキスパートは、LEON本誌でも腕をふるう敏腕スタイリストの吉野 誠さん。初回は軽快なセットアップスタイルを披露していただきましたが、その二回目は、シックなネイビーブレザースタイルで登場。ブレザーは昨今のトレンドですが、要注目アイテムを敏腕スタイリストは一体どのようにこなすのでしょう。
非常にドレッシーなブレザーですが、ラペルなどに特徴があります。どちらの一着ですか? 「これは僕が長年愛用しているウミット・ベナンのブレザーです。6ボタンのダブルブレステッドということと、あまり見掛けないショールカラー、そして着丈長めのレングスがポイント。ただし長めと言ってもコートのようではなく、ヒップが隠れるくらいの昔ながらのレギュラー丈です。カジュアルなコーディネートに着崩しても、それなりにシックで落ち着いた印象になる一着です」 なるほど、確かにジーンズの合わせでも十分大人っぽい雰囲気。続いて今回のコーディネートにおける想定シーンをうかがいました。