冬の“汗冷え問題”と決別:グンゼから新登場の機能性インナー「ファイヤーアセドロン」
夏場の汗ほど不快なものはないが、冬の汗悩みにおいても「汗冷え」が上位にきていることをご存じだろうか。 そこで注目したいのが、グンゼが開発した「ファイヤーアセドロン」だ。冬の汗冷えに着目した本商品は、徹底的に市場調査をし、ユーザーが抱えている課題解決に焦点を当てたものらしい。 今回は、同社マネージャーの日和崇さんと企画担当の水野しおりさんに、「ファイヤーアセドロン」の開発背景や、商品が持つスペックを余すことなく語ってもらった。
人は一年中汗をかいている
ーまずは、夏に販売が始まった「アセドロン」の開発背景を教えてください。 日和: 私たちは定期的にお客様のニーズ調査を行っています。24SSに向けての調査をしていると、夏用インナーウエアの着用率が約7割であることがわかりました。 ところが、実際の着用感を聞いてみると、満足感としては半分にも満たないという結果でした。詳しく調べてみると、汗が十分に発散されずにベタつきが残ることで不快感を覚えるのが原因だと判明しました。 それならば、素材の開発も含めて、汗の問題を根本的に解決する商品を開発しようとなりました。
ー夏場の汗は想像できるのですが、なぜ冬でも汗が問題になるのでしょうか。 日和: 「アセドロン」を発表したときに、各方面に聞き取りをしたところ、冬の汗のほうがむしろ不快感があるよねという声が多数ありました。人は一年中汗をかきますから、年間を通じて汗の問題を解決する商品が必要だという議論になったのです。 より客観的なデータが必要だと考え、24SSのときと同様に調査を行いました。すると、秋冬の汗の問題の中でもっとも多かったのが「汗冷えに悩んでいる」という声でした。 朝晩と日中の寒暖差だけでなく、営業などで室内外を行き来する方は、汗をかいた後、それが残ることによる汗冷えに悩まされています。 そこで、秋冬シーズン向けに「ファイヤーアセドロン」を打ち出し、年間を通して汗の悩みから解放され、快適に過ごしてもらおうと考えました。