男性医師が医療事故8件、兵庫 赤穂市民病院、1件は過誤認める
兵庫県赤穂市の赤穂市民病院脳神経外科の男性医師が2019年7月の着任から行った手術で8件の医療事故が起こっていたことが17日、病院への取材で分かった。 病院側は、このうち腰椎の手術中に神経の一部を切断され、両足まひなどの後遺症がある女性(76)については医療過誤を認めた。女性側は市と医師に計約1億1500万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁姫路支部に起こし係争中という。 他の7件は外部有識者の検証で医療過誤ではないと判断された。医師は20年3月に手術の執刀などを禁止され、21年8月末に依願退職した。 病院側は「係争中なのでコメントは控える」としている。