俳句相撲大会
KRY山口放送
特設の土俵上で、自分たちが詠んだ俳句の出来栄えを競う新春俳句相撲大会が山口県下関市の小学校で行われた。 今年の席題は、「初笑い」と「鏡餅」。下関市の豊北小学校の5・6年生約70人は、12の班に分かれ、まず、それそれが句を作った。そして、班の中で最も良い句を一つ選び、みんなで意見を出しあって、より良い句にするなどした上でトーナメント形式で出来栄えを競っていた。この俳句相撲大会は、江戸時代の俳人・田上菊舎の生誕地にあった田耕小学校の行事を滝部・豊北と統合後の小学校が受け継ぎ続けている。子どもたちは、去年10月に菊舎顕彰会の人達に俳句の詠み方を教わり、冬休みには、自分たちで句も作った。そして、決勝まで進んだのが「かがみもち母とながめる三十秒」と「われた場所かくしてかざる鏡餅」。優勝したのは、「われた場所かくしてかざる鏡餅」で詠んだのは、5年生の福田爾子さん。菊舎顕彰会では、「決勝に進んだ2つの句は、非常に良くできており、豊北小の子供たちは、詠むだけなく選ぶ力も素晴らしい」と話していた。