〈show must go on!〉…木村拓哉「ジャニーズ会見直後に不可解インスタ投稿」特殊背景
〈show must go on!〉 木村拓哉(50)のあの投稿は、いったい何だったのだろう。9月7日のジャニーズ事務所会見直後に自身のインスタグラムを更新。ジャニー氏のモットーとして知られる慣用句とともに敬礼風のポーズを取った写真を投稿していたが、批判の声が強まったのを受けて、10日までに削除した。SNSには、 【キムタクも尻に敷く貫禄】すごい!新大阪駅でファンに囲まれるも笑顔の対応で圧巻の貫禄を見せる工藤静香 〈キムタク、最高にダサすぎる〉 〈キムタクにはもう失望しかない〉 といった落胆の声が止まらない。 そもそも一連のジャニーズ報道において、木村がこれまで矢面に立つことはなかった。その中で8月末に、一部メディアが木村の退所の可能性について言及したのだ。 その理由として挙げられたのが、事務所の顔として活躍する木村だが、今の状況がマイナスでしかない点や、「資生堂」が今年の秋以降に予定していた「男性化粧品」での木村のCM起用を、“性加害”問題を理由に白紙撤回したのでは、という噂だ。しかし、実際は他にも理由があるというのだ。木村の知人は、 「木村さんが退所の意思を示したのは事実だと認識しています。それは、東山さんが社長に就任することを知らされた木村さんが、反対するような意見を持っているからだと聞きました」 と語ったのだ。これまで、木村と東山は表面的にはほとんど接点はない。不仲という話も聞いたことはないが、ジャニーズ事務所の内情を知る関係者は、このように分析する。 「東山は『少年隊』でデビュー後、すぐにスターダムにのしあがり、現在の形を作ったパイオニアとして長らく所属タレントを引っ張ってきました。一方、木村所属の『SMAP』は、デビュー後しばらく鳴かず飛ばずで、ジャニー氏からは『なんでユーたちは売れないの?』とサジを投げられた経緯があります。その後、少年隊は’08年以降、実質解散状態となり、『SMAP』は’16年に解散するまでトップグループとして事務所を引っ張ってきた。 個人活動では、木村の方が東山より早く役者として成功していますが、テレビ朝日系のお互いにシリーズ化したドラマでは、東山の方が成功していると言っていい。2人が何かとライバル関係にあるのは事実です。そうした中、東山の所属タレントについてのパワハラ、セクハラ疑惑が報じられました。もしそれが事実なら、後輩を可愛がることで知られる木村にとっては許せないでしょう。そういった経緯も踏まえて、木村は反対したのではないでしょうか」 その一方で、こんな見方もある。老舗芸能事務所の幹部によると、 「退所の意思表示にしても、インスタの書き込みにしても、私はただピントがずれているだけだと思っています。 彼の過去からの行動を見ていればわかるのですが、彼は大事な局面での自己主張が、ちょっとピントがずれている。たとえば、’11年4月に代々木体育館で開催された東日本大震災のチャリティーイベントでの一コマなのですが…」 と、呆れた表情で語ってくれた。それは、’11年の4月1日から3日間、ジャニーズ所属の全タレントが参加して行われた募金活動「Marching J」でのエピソードだ。 「2日目はSMAPが登場し、17万数千人ものファンが12時間にもわたって募金の列に並びました。メンバー全員が黒を基調とした地味な服装の中、キムタクは、ジャケットの上半分が真っ白、下半分とパンツが鮮やかな青という、雲と空をイメージしたド派手な衣装で登場。 ファンの間でも、『さすがにそれは違う』という空気が流れていました。翌日の3日には、迷彩柄の地味なジャンパーを着ていたので、自分でも『昨日は間違えた』と思ったのでしょう」 さらに幹部は、こう続けた。 「微妙ですね。いざというタイミングで何かを発信するとなったとき、どうしても目立とうとしてしまう。そういうときこそ、静香(妻の工藤静香)の判断を仰げばいいと思うのですが……。 今回の退所騒動も、しっかり自分なりの考えがあって言ったというよりは、感情的に言ってしまった。それだけのことだと思います。最終的に事務所に残ることを決めたそうですが、木村の待遇については今後の焦点になりそうです」 これからもキムタクの言動から目が離せない。
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