“激ヤセ”ガーシー被告の悲しき末路「ジャニーズ性加害暴露の功績スルー」金塊盗まれ、人も離れて…
「牙を抜かれた猛獣みたいな感じがした」 昨夏の参院選でガーシー(東谷義和)被告(51)を擁立した政治団体『NHKから国民を守る党』の立花孝志氏は、そうつぶやいた。 【すごい…画像あり】カメラマンをギロリ…!実刑もあるガーシー「酒を飲まずパーティ参加者の醜態暴露」戦慄の素顔写真 俳優・綾野剛らへの名誉毀損や暴力行為法違反(常習的脅迫)などの罪に問われた元参院議員のガーシー被告の初公判が9月19日、東京地裁で開かれた。 ガーシー被告は逮捕時の金髪がそのまま伸び、体重は10キロ以上ゲッソリ。その様子を傍聴席から見守った立花氏は冒頭の言葉で驚きを表現した。 ガーシーと言えば、関西弁でまくし立てるトークがウリ。 「めくる」 「さらす」 といったワードはトレンドにもなったが、この日は 「一生をかけて償うつもりです。この裁判が最初の謝罪の場になる」 と深々と頭を下げた。 公判では綾野の供述調書も朗読され 「(ガーシー被告の)暴露で精神が崩壊する寸前。暴露行為は自己中心的で狂っている」 と厳罰を望むとした。 かつてガーシー被告は綾野の醜聞を法廷で1つ1つ証明していくと豪語していたが、結局、綾野の主張には一切反論しなかった。前言撤回の理由についてガーシー被告を知るスポーツ紙芸能担当記者は次のように語る。 「ガーシーは5つの罪で起訴されているが、なかでも最も重いのが常習的脅迫で、認められれば懲役5年以上の実刑判決もありうる。ガーシーは以前から刑務所に入るということは、人生の大事な時間を無駄にするという考え方。 だから何がなんでも執行猶予判決を勝ち取りたい。謝罪と反省の弁を繰り返し、常習的脅迫だけは争う作戦のようだ」 ガーシー被告の弁護団には“令和の無罪請負人”こと高橋裕樹弁護士を筆頭にヤメ検弁護士など実力派がズラリ。カネに糸目をつけず、最強の弁護士集団を揃えた。 「ガーシーが暴露動画や会員制サロンで稼いだお金は数億円規模。そのほとんどが弁護士費用や補償に充てられそうな雲行きです。なんとも因果な話ですよ」(同・スポーツ紙記者) ガーシー被告の周辺では、別の事件も起きていた。昨年12月29日昼過ぎ、東京都杉並区のマンション1階の部屋に空き巣が入り、現金約2000万円や金塊26本や腕時計など129点(計約1億7150万円)が盗まれた。 現場は、ガーシー被告の知人男性の実家で、男性の母親が1人暮らし。今年1月には、ガーシー被告の関係先として警視庁の家宅捜索を受けた場所だ。 盗まれた現金や金塊の持ち主は一連の“ガーシー劇場”のプロデューサー的立場だったX氏。X氏は現在海外に長期滞在中だ。 この巨額空き巣事件の容疑者3人が9月13日に警視庁に逮捕された。3容疑者は互いに顔見知りで、押収したスマホの解析などから指示役がいたとみられる。 「盗まれた現金、金塊は見つかっていない。ガーシーは事件後の今年2月に動画で元ヤクザや半グレの実名を複数出して、空き巣事件の見立てを語っていた。明らかに“狙いうち”された形跡があるため、当局も慎重に捜査を進めている。 ガーシーも本来ならばガンガン追及していただろうが、いかんせん勾留されているので何もできない」(全国紙社会部記者) “時代の寵児”となったガーシー被告も、いまや激ヤセして司法の判断を待つ身。もっか世間をにぎわすジャニーズ事務所の性加害問題も、元をたどれば英BBCよりも先に元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏から被害の実態を聞き出したのはガーシー被告だった。 しかし、そのことを評価する人は皆無で、ガーシー被告の存在自体を忘れ去っていた人も多い。 「事件を機にガーシー被告の周りから人も離れていった。残ったのは多額の借金ということにもなりかねない。昨年2月にキラ星のごとくネット上に現れたが、転落も早かった」(スポーツ紙記者) 審理は来年2月まで2か月に1回のペースで行われ、早ければ春にも一審判決が出るという。ガーシー被告はいま何を思うか――。
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