転職した1番の理由は給与への不満。転職に満足している女性はどれくらい?
近年では終身雇用が崩壊したといわれ、企業においてもキャリア採用が増えてきました。自分の職場でも転職者が増えてきたという人は、多いのではないでしょうか。 2021年の「労働力調査」によると、転職者数は2011年から右肩上がりで伸びており、2019年には351万人と、2011年の284万人から23.5%増加しています。しかし、コロナ禍で急激に落ち込み、2021年には288万人となっています(※1)。 株式会社インタースペースのグループ会社である4MEEE株式会社の運営する女性向けメディア『4MEEE(フォーミー)』は、20~40代の女性332名に「転職に関するアンケート」を実施しました(※2)。 転職経験者はどれくらいか、転職理由は何かなど聞いていますので、結果をみていきましょう。
転職経験者や転職意向がある人は6割以上。入社3年以内に転職する人が約半数
まず、転職経験があるか聞いたところ、経験がないと回答したのは51.8%でした。転職経験がなく、「転職をしようと思ったことはない」人は39.5%、「転職をしようと思っている」は9.0%、「転職活動中」は3.3%でした。 転職経験がある人では「1回」が14.8%、「2回」が12.3%、「3回以上」が21.1%という結果に。転職経験がある人、あるいは意思がある人は6割以上であることが分かりました。 新卒入社、もしくは初めて就職してからどのくらいで転職したか尋ねたところ、最も多い回答は「5年以上」で33.8%を占めました。ある程度の年数を勤務して、スキルをつけてから転職する人が多いようです。 また、「1年~3年以内」が26.9%、「1年以内」が22.4%と、3年以内で転職する人が49.3%と約半数であることが分かりました。終身雇用が崩壊した現代、仕事や職場が合わないと思ったり、待遇面で不満があった場合には、早々に転職する人が多いようです。
転職の理由は給与への不満がトップ
転職理由を尋ねたところ、最も多い回答は「給与への不満」(60人)で、次いで「他にやりたい仕事がある」(48人)となりました。仕事内容より待遇面の不満で転職する人が多いようです。 3番めに多かったのは「残業が多い/休日が少ない」(44人)という回答に。残業が多くて体を壊してしまったら、元も子もないですよね。 ほかには、「会社、業界の将来性が不安」(31人)や、「雇用形態を変えたい」(27人)という理由もみられました。アルバイトやパートから正社員で採用してもらえる会社に転職するということもあるようです。